更年期になると増える肌トラブル! その原因と対策方法は?
公開日:2018/05/14 / 最終更新日:2022/07/14
女性ホルモンの分泌量が減ってしまう更年期は、肌トラブルに悩まされがちな時期。
更年期の肌に起きるトラブルの原因と、覚えておきたい対策方法についてご紹介します。
更年期は肌に必要な成分が失われる?
40代~50代、一般的に更年期と呼ばれる時期の女性は、とにかく肌トラブルが起きやすくなってしまうもの。肌を健康に保つためには、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった成分が必要不可欠。しかし、年齢を重ねることによって女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの分泌量が減少すると、肌に必要な成分を生み出す機能が低下していってしまうのです。肌が乾燥して粉を吹いてしまったり、吹き出物ができやすくなってしまったりするほか、赤みやかぶれ、かゆみなどが出てしまうケースも少なくありません。
更年期の肌荒れを招くさまざまな原因
更年期になると、皮脂の分泌や肌の水分を保持するための機能も徐々に衰えてきます。皮脂や潤いというのは、肌を外部刺激から守るバリアのような働きをしてくれるもの。これらの機能が衰えることで肌は乾燥しやすくなり、刺激から身を守ることができなくなってしまうのです。
さらに、肌のターンオーバーのサイクルが乱れてしまうことも、肌荒れの大きな原因のひとつ。しかし、古くなった肌の角質が剥がれ落ちて新しい肌に生まれ変わるターンオーバーのサイクルも、更年期によって崩れてしまいがち。上記のような原因が重なることで、更年期の肌は荒れやすくなってしまうのです。
更年期の肌荒れへの対策方法は?
40代からの肌荒れは、「更年期だから仕方ない」と諦めてしまわずに丁寧なケアを続けていくことが大切です。更年期の肌荒れを改善する重要なポイントは“保湿”にあります。肌を洗いすぎてしまうと必要な皮脂まで落としてしまうため、角質層が壊れて肌荒れが悪化してしまいます。洗顔の際は肌をゴシゴシとこすることなく、しっかりと泡立てた洗顔料を使い、なでるように優しく洗うようにしましょう。入浴後は、化粧水や乳液を使った顔のスキンケアに加えて、ボディミルクやローションなどを使った体の保湿も欠かさずに行ってくださいね。
いかがでしたか? 肌ダメージを防ぐためには、日焼け止めをはじめとする紫外線対策も万全にしておく必要があります。帽子や日傘、ストールなどを使って、乾燥やシミ・そばかすの原因となる紫外線から肌を守ってあげましょう。
また、しっかり眠ることや栄養バランス良く食べることなど、生活リズムを整えることも重要な肌対策です。いつまでもキレイな肌を保つために、体の内側と外側両方からケアしていきましょう。