体の内側から日焼け予防! 正しい食事で紫外線対策
公開日:2019/06/24 / 最終更新日:2022/05/20
夏が近づくにつれて、日焼け止めを塗ったり、帽子やサングラス、ストールで覆ったりして、皮膚を紫外線にさらさないよう気を付けている女性は多いのではないでしょうか。紫外線は直接遮ることが大切ですが、体の内側からできる対策もあります。
日々の食事から紫外線対策を行いましょう。
日焼けを防止する食べ物
・トマト
トマトにはリコピンが含まれています。リコピンは赤い果物に含まれている色素で、抗酸化作用が高く、メラニンの生成を抑えます。
トマトは加熱するとリコピンが増加します。日焼け対策として食べるのであれば、加熱調理してリコピンをたくさん摂れるようにしましょう。またトマトジュースも生よりリコピンの含有量が多いので、手軽にリコピンを摂りたい時にお勧めです。
・魚
鮭、サバ、イワシなどの魚にはオメガ3脂肪酸が含まれています。オメガ3脂肪酸は強い抗酸化作用を持ち、活性酸素による肌ダメージを防いでくれます。リコピンとは逆に、オメガ3脂肪酸は熱に弱いので、生の状態で食べた方が効果的に摂取できます。
・ハイカカオチョコレート
カカオ分70パーセント以上配合のチョコレートをハイカカオチョコレートと呼び、さまざまな健康効果が評価されています。カカオに含まれているポリフェノールには抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑えます。肌への効果としては、紫外線が当たった後に赤みを抑える効果があります。
しかし、ハイカカオチョコレートにはたくさんのカフェインも含まれており、大量に食べると安全とされるカフェイン量を超えてしまう可能性があるので注意が必要です。
食べる時間帯に注意する物質
紫外線に当たる前に食べると肌に悪い影響を与えるものがあります。ソラレンという物質が含まれている食べ物です。
・ソラレンとは
ソラレンは野菜や果物に含まれている光毒性のある物質で、紫外線を吸収する性質があります。光毒性は光(紫外線)に当たると肌がダメージを受ける性質のことで、シミやかゆみを発生させます。
・ソラレンが含まれる食べ物
代表的なものとしてオレンジやグレープフルーツなどの柑橘類が挙げられます。柑橘類にはビタミンCも多く含まれています。ビタミンCには活性酸素を取り除く抗酸化物質が含まれていて肌に良いのですが、ソラレンは食後2~9時間ほどの間、効果を発揮します。朝から外出する日は、朝食に食べるのを避けると良いでしょう。
食べるものを意識することで、体の内側からも紫外線対策を行うことができます。美しい肌を保つために、食生活にも気を付けてみてください。