日焼けをすると脱毛できない!? 焼かないための紫外線対策方法
公開日:2019/05/24 / 最終更新日:2022/05/20
夏などの日差しが強くなる季節は、うっかり日焼けをして肌が黒くなってしまうことも少なくありません。しかし、肌が黒くなると脱毛ができなくなる原因になるため、注意が必要です。なぜ日焼けをすると脱毛が困難になるのか、日焼けを防ぐ紫外線対策方法とあわせてご紹介します。
日焼けをすると脱毛ができない理由とは
施術中に痛みを感じやすくなる
脱毛に使われる医療用レーザーは、毛の黒い色素=メラニン色素に反応します。毛の色素にのみ反応しますから、肌へのダメージはそれほど大きくありません。
しかし日焼けをすると、肌がメラニン色素によって黒くなります。その状態でレーザーを照射すると、肌にもレーザーの影響が及んで強い痛みを感じてしまうのです。
脱毛効果が落ちる
施術中の痛みを抑えるためには、レーザーの出力を下げる必要があります。しかしレーザーの出力を下げて施術を行うと、当然のように脱毛効果が落ちてしまいます。また、レーザーがムダ毛以外の色素に分散することも、脱毛効果が落ちる原因になります。
肌トラブルのリスクが高まる
日焼け後は、脱毛によって痛みを感じやすくなるだけでなく、肌トラブルも起こりやすくなります。もともと日焼け後の肌はバリア機能が低下し、乾燥しています。そのような肌にレーザーを照射すると、色素沈着の悪化や、肌荒れなどを引き起こしてしまうことがあるのです。
脱毛のための紫外線対策方法
日焼け止めを多めに塗る
日焼けをしないためには、日焼け止めを塗ることが何よりも重要です。しかし塗る量が少ないと、十分な効果が得られません。日焼け止めの説明書きをよく読み、適量をしっかり塗るようにしましょう。
日焼け止めをこまめに塗り直す
日焼け止めは摩擦や汗などで意外と簡単に落ちるため、こまめな塗り直しが必要です。特に活動量が増える屋外では、2~3時間おきに塗り直しましょう。海やプールなど、水の影響を受けるシーンの場合、ウォータープルーフタイプの日焼け止めを使うとより安心です。
UVカット効果のある衣類を着用する
とっさに日焼け止めが塗れないときや、長時間屋外にいるときは、UVカット効果のある衣類を着用しましょう。最近ではパーカーやカーディガンなど、さまざまな種類が販売されていますから、使いやすいものを常にバッグに入れて持ち歩くことをお勧めします。日傘や帽子、アームウォーマーなどの活用も効果的です。
美容皮膚科では、脱毛効果の高いレーザー脱毛を受けることができます。しかし日焼けをすると、せっかくの脱毛効果が落ちてしまうことも。脱毛中の方や、脱毛を検討している方は、十分な紫外線対策を心掛けましょう。