男性よりも女性の方がワキガになりやすい?
公開日:2017/09/23 / 最終更新日:2019/08/21
ワキガといえば男性に多いイメージがあるかもしれませんが、本当は男性よりも女性の方がワキガの発生率は高いといわれています。
なぜ女性の方がワキガになりやすいのか、その理由をご紹介します。
皮下脂肪が多い
女性は男性よりも筋肉量が少なく皮下脂肪が多い傾向にあります。皮下脂肪は女性らしい体つきを作るために大切なものですが、臭いの強い脇汗を出す「アポクリン汗腺」は皮下脂肪に刺激され活発になるという性質があります。そのため皮下脂肪の多い女性の方が男性よりもワキガを発症しやすくなってしまうのです。
アポクリン腺が多い
女性は男性に比べアポクリン汗腺の数が多いのもワキガになりやすい原因のひとつ。もちろんアポクリン腺の数には個人差がありますが、女性の方が多い傾向があるためワキガ体質に陥りやすいという特徴があります。
女性ホルモンも影響する
女性の心と体をサポートしている「女性ホルモン」ですが、実は汗腺を刺激する働きがあるためワキガを発症しやすくなる原因になってしまうのです。女性はホルモンの影響により汗腺や皮脂線が開きやすくなっているため、汗や皮脂などの分泌物が多くなります。汗や皮脂を放置することで雑菌が繁殖し臭いが強くなることもあるので、清潔を保つケアを怠らないことも大切です。
また排卵日にワキガの臭いが強くなるというケースもあります。この場合にも女性ホルモンがワキガへ影響を与えているといわれているのです。
甘いものが好き
甘いものが好きな女性は血中脂質が多いため、皮脂腺からの脂質分泌が多くなってしまいます。分泌された脂質は雑菌の餌になるため臭いの元になりますし、皮脂腺の働きの活発化によりワキガを引き起こしてしまうこともあります。
このように女性はワキガになる原因がもともと多く備わっているといえます。なるべく清潔を心掛けながら制汗剤をこまめに利用し、甘いものを控えるなどの工夫を取り入れてワキガを改善していきましょう。