春の肌荒れ対策に「ビタミンB2」が効果的!
公開日:2017/01/16 / 最終更新日:2019/10/16
春は強い風が吹いて、花粉やホコリが肌に付着する機会が増えます。また、急激に紫外線量が増えることや、生活環境にともなう精神的ストレスなど、春は肌にとってストレスが多い時期。こうしたさまざまな要因によって肌荒れが引き起こされることも多いものです。
肌荒れの改善には肌を刺激から守る対策も大切ですが、肌に必要な栄養素をしっかりと摂る内側からの対策も大切です。
肌荒れ対策に役立つ「ビタミンB2」の働きについて、美容皮膚科 シロノクリニック横浜院 中川桂副院長がお伝えします。
ビタミンB2の働きは?
肌荒れや口内炎に効くサプリメントと言えば、ビタミンB群を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
中でもビタミンB2(リボフラミン)は、細胞の新陳代謝を促し、肌や髪の健康を保つのに欠かせない成分です。このため、ビタミンB2が不足すると肌荒れや口内炎といった症状が現れやすくなります。
脂質の代謝を促す働きがあるため、ダイエット中にも積極的に摂りたい成分です。
また、葉酸やビタミンB6など、他のビタミンB群の体内での働きを活性化させる作用もあります。
ビタミンB2を効果的に摂るには
ビタミンB2は、レバーや肉類、魚類、卵、チーズ、ナッツなどに多く含まれています。
水溶性のビタミンなので長時間水にさらすことは避け、煮汁ごと食べられるような調理法が良いでしょう。また、光に弱い性質があるので、あまり細かく切らずに調理するのがお勧めです。
仮に多く摂取したとしても、身体に不要な分は尿として排泄されるため、過剰症のリスクも少ないと言われています。サプリメントで摂取するのも良いでしょう。
春の肌荒れにお悩みの方は、ビタミンB2が不足していないか食生活を見直してみてくださいね。