下半身太りの原因は姿勢かも!? 「反り腰」の原因と対策について
公開日:2017/01/06 / 最終更新日:2019/08/20
だんだん薄着になる季節、
「ダイエットしても顔や胸から痩せて、気になる下半身が全然痩せない!」
というお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな下半身太りの原因は、骨盤が前に傾いた「反り腰」になっているからかもしれません。反り腰と下半身太りの関係について、美容皮膚科 シロノクリニック恵比寿院 大野由美医師がお伝えします。
「反り腰」ってどんな状態?
人間の背骨は、本来緩やかなS字カーブを描いています。「反り腰」は、この自然なカーブが崩れ、腰のあたりが不自然に沿ってしまっている姿勢です。
人間の身体は、もともと前側に重さが偏っているもの。前に倒れないように後ろ側の筋肉で支えることで姿勢を保つようにできているのですが、この姿勢を保つための筋肉が弱いと、重さに負けて骨盤が前側に傾いてしまいます。そこで身体が前に倒れてしまうことを防ぐために、腰を反らせてバランスを取る姿勢になります。これが反り腰です。
自分が反り腰かどうかを確かめるには、靴を脱いで壁に頭と背中、お尻をぴったりとくっつけて立ってみましょう。この状態で腰と壁の隙間に手を入れてみて、楽に差し込めるようであれば反り腰です。
腰痛や猫背は下半身太りの原因に!
反り腰は筋力が弱く、ハイヒールを履くことが多い女性に多く見られる姿勢です。
反り腰の人は、同時に猫背にもなりやすくなります。また、筋肉のバランスが崩れることによって腰に負担がかかりやすくなり、慢性的な腰痛の原因になってしまいます。
さらに、お尻の筋肉が使われないことによってお尻が垂れたり大きくなったり、太ももの前側や外側が張って太くなったり、下腹がぽっこりと出てしまったりといった「下半身太り」の原因にもなるのです。
反り腰を改善するために意識することは?
反り腰を改善するには、姿勢を保つための筋肉を正しく使って骨盤を立てることが大切です。
普段から、立っている時も座っている時も、頭のてっぺんから糸で吊るされているようなイメージで姿勢をまっすぐにすることを意識しましょう。
「姿勢を正す」と言われた時に、無意識に背中に力を入れて腰を反らせる癖が付いている方が多いので、腰を反らせるのではなく骨盤を立てることをイメージするようにしましょう。
ヒールの高い靴は反り腰の原因になるので、反り腰が気になる方は高すぎるヒールの靴はなるべく避けることをお勧めします。