風邪ではないのに鼻水が止まらない……夏の鼻炎の原因3つ
公開日:2018/08/02 / 最終更新日:2022/06/20
「くしゃみとともに鼻水が止まらない」「鼻が詰まって息苦しさを感じる」
このように、鼻炎になるとさまざまな症状に悩まされます。鼻炎の中でもウィルスが原因で起こる鼻風邪は多くの方が経験していると思いますが、これは冬の乾燥シーズンに多く見られる症状。
夏に起こる鼻炎は一体どんな原因があるのでしょうか。今回は、夏に鼻炎になってしまう原因と対処法をあわせてご紹介します。
鼻水や鼻詰まりがつらい! 夏の鼻炎の原因とは?
・冷房による空気の乾燥
気温や湿度が上がり、暑さを感じずにはいられない夏は冷房がマストアイテム。真夏になると1日中換気もせずにつけっ放しにするという方もいるでしょう。しかし、これこそが夏の鼻炎を招く原因になっています。冷房を長時間つけっ放しにしていると、空気が乾燥してウィルスが繁殖しやすくなってしまうのです。冷房がかかった部屋に長時間いる場合には、夏でもマスクをしたり加湿器を使ったりするようにしましょう。
さらに、エアコンが丁寧に掃除されておらずホコリなどの汚れが溜まっていると、冷房から送られる空気とともにハウスダストが舞ってしまいます。鼻炎を防ぐためにも、こまめに冷房の掃除を行いましょう。
・ダニやカビが繁殖しやすくなるため
湿度と気温が上昇する夏の季節は、ダニやカビが増える時期でもあります。ダニの死骸や糞、カビなどはアレルギー性の鼻炎を悪化させる原因になり、鼻水や鼻詰まりといった症状が見られます。とくに夏場は寝ている間に汗をかくことも多いため、寝具はダニやカビが繁殖しやすい環境です。シーツや布団カバー、枕カバーなどはこまめに洗濯し、布団は掃除機をかけてダニ対策をしておきましょう。
・夏バテによる免疫力の低下
夏の暑さによって食欲が低下したり睡眠不足になってしまったりすると、体力が落ちて夏でもウィルスに感染し夏風邪を引いてしまうことがあります。また、睡眠時の暑さからつい薄着で寝てしまうという方も多いと思いますが、その状態で冷房をつけながら寝てしまうと寝冷えの原因にもなり、風邪を引きやすくなるため鼻炎を引き起こす可能性があります。夏の鼻炎を防ぐためにも、食事や睡眠をしっかりととり体力をつけ、寝るときの薄着も避けることを心掛けましょう。
夏の鼻炎を防ぐためには、ウィルスやダニ、カビなどの繁殖を抑えるよう丁寧な掃除を行って、体調管理にも気を配ることが大切です。夏だからといって油断せず、しっかりと鼻炎対策を行いましょう。