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寒い冬も熟睡! 快眠するための入浴のポイント

公開日:2016/12/02 / 最終更新日:2019/10/16

大野 由実大野 由実先生

寒い冬も熟睡! 快眠するための入浴のポイント

寒い冬は、手足が冷えてなかなか寝付けなかったり、なんとなく寒くて目が覚めてしまったりといったことが起こりがちです。
睡眠の質が低下すると、うまく疲れが取れないばかりか、肌のターンオーバーの周期を乱し、肌トラブルを引き起こす原因にもなってしまいます。

寒い季節の良質な睡眠のために役立つのが入浴です。
美容皮膚科 シロノクリニック横浜院 中川桂副院長が、快眠するために心がけたい入浴のポイントをお伝えします。

眠りと体温の関係

人間の身体の奥の体温を「深部体温」と言います。私たちの身体は、日中に上がった深部体温を下げることで深い眠りを得られるようになっています。
寝る前に手足がポカポカと温かくなるのは、手足から放熱することで深部体温を下げようとする働きのためです。

ところが、寒い時期は日中にもあまり深部体温が上がりにくい場合があります。そうすると、昼と夜の体温の変化がつけづらく、睡眠の質が低下する原因となってしまいます。

そこで上手に活用したいのが「入浴」です。入浴によっていったん体温を上げることで自然と体温が下がり、ぐっすりと眠りやすくなるのです。

快眠のための入浴のポイント

・入浴は就寝の2時間ほど前を目安に
入浴で体温が上がってから眠くなるまでには、体温を下げていく時間が必要になります。このため、眠る直前に入浴するよりは少し早目に入浴するのがお勧めです。
< ただし、あまり早すぎると寝る時間より早く眠くなってしまい、寝る時には目が冴えているということになりかねません。就寝の2時間ほど前を目安に入浴するようにしましょう。

・ぬるめのお湯にゆっくりと浸かる
シャワーではあまり身体が温まらないので、湯船にしっかりと浸かるのが大切です。また、熱いお湯は身体の奥深くまで温めるのには不向き。
快眠のためにはぬるめのお湯にじっくりと浸かる入浴をお勧めします。

・リラックスできる環境を作る
入浴後、眠るまでに過ごす部屋についてはもちろんですが、できればバスルームの環境も、リラックスできるように明るすぎない照明などを意識してみましょう。
好みの香りの入浴剤などを使うのも良いでしょう。

入浴は身体や髪を清潔にするだけでなく、心身のリラックスや快眠にも関係の深いものです。忙しいからと手早く済ませたりせずに、ゆっくりとお風呂に浸かる時間を大切にしたいですね。

Profile このコラムは私が担当しました!

大野 由実

大野 由実先生おおの ゆみ

シロノクリニック恵比寿

豊富な知識と経験に基づく、的確かつ丁寧なカウンセリングが人気。最新技術の更新に積極的で、ドクター陣からの信頼も厚く、指導も兼務。 注入やたるみ治療など、豊富な経験が物を言う治療法を熟知しています。

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