インフル予防&冬の肌荒れ対策にも! 乳酸菌を摂ろう
公開日:2016/11/15 / 最終更新日:2019/08/19
「年末年始の食べ過ぎや飲み過ぎが原因で、胃腸の調子がイマイチ……」という方が多い今の時期。
胃や腸に優しい消化の良い食べ物を適量食べるよう食生活を整えていくこととあわせて、積極的に摂りたいのが腸内環境を整える「乳酸菌」です。
乳酸菌の働きと美容効果について、美容皮膚科 シロノクリニック銀座院 徳永真理院長がお伝えします。
そもそも「乳酸菌」って?
乳酸菌というのは一種類の細菌の名前ではなく、糖類を分解して乳酸を生み出す200種類以上の細菌の総称です。
人間の腸の中に棲みついて腸内を酸性に保つ働きがあり、これにより人間の健康に役立つため「善玉菌」と呼ばれています。
一方で、腸内には毒素を生み出し人間の健康に悪影響をおよぼす「悪玉菌」も棲みついています。
腸内で悪玉菌が優勢になると、腸内がアルカリ性に傾き、がんなどの病気を引き起こしたり、感染症にかかりやすくなったりといった悪影響が生じます。
乳酸菌の働き
善玉菌である乳酸菌は、腸内を酸性に保つ働きがあるため、悪玉菌の働きを抑え腸内環境を整えることに役立つのです。
腸内で善玉菌が優勢になることによって、お通じが良くなるだけでなく、免疫力も向上します。また、花粉症などのアレルギー症状を抑える効果もあると言われています。
腸の働きが良くなることで、体内の毒素や有害物質がスムーズ排出されるため、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルの改善にもつながります。
乳酸菌を含む食べ物
腸内の乳酸菌を増やすには、乳酸菌を含む食品を食べることが役立つと言われています。
乳酸菌と言えばヨーグルトが真っ先に思い浮かぶと思います。実際、ヨーグルトは乳酸菌を豊富に含む食品の代表格。他にも以下のような食品から乳酸菌を摂ることができます。
・ぬか漬け
・キムチ
・チーズ
・味噌
・塩麹