豆乳と言えば、美容効果の高い「大豆イソフラボン」が豊富だということをご存じの方は多いと思います。確かに、イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするため、肌や髪にツヤやハリをもたらしたり、ムダ毛を抑えたりと、女性にとって嬉しいさまざまな効果が期待できます。
でも、豆乳の効果はイソフラボンによる美肌・美髪効果だけではありません。豆乳はダイエットの強い味方にもなるのです。美容皮膚科 シロノクリニック銀座院 徳永真理院長がお伝えします。
豆乳はダイエットの強い味方！
豆乳がダイエットに良い理由として、まず、カロリーの低さが挙げられます。牛乳と比べカロリー約3分の1程度で、脂質も少なめなのでダイエット中でも取り入れやすいのが魅力です。
さらに注目したいのは、豆乳に含まれる「大豆ペプチド」や「大豆サポニン」による効果です。
大豆ペプチドには、基礎代謝を上げる働きがあると言われています。このため、脂肪を燃焼しやすくなる効果が期待できます。
大豆サポニンには、満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを防いでくれる働きがあります。また、血液中のコレステロールなどを洗い流し、糖や脂肪の吸収を抑える働きもあることがわかっています。
また、ダイエット中に不足しがちな良質な「たんぱく質」や、腸内環境を整えることに役立つ「オリゴ糖」が含まれている点でも、ダイエットをサポートしてくれると言えるでしょう。
ダイエットには無調整豆乳が効果的
市販されている豆乳は、大きく「無調整豆乳」「調整豆乳」「豆乳飲料」の3種類に分けられます。
豆乳に含まれる成分が一番多く含まれるのは無調整のものですが、においやクセが強いため、飲みづらいと感じる方も多いかもしれません。
調整豆乳は、砂糖や塩、植物油などを加えて飲みやすく調整したもの、豆乳飲料はコーヒーやフルーツなどの風味を加えたもので、これらはそのままでも比較的飲みやすいと言えます。ただし、無調整のものと比べるとややカロリーが高くなったり、含まれる成分が少な目になったりします。
ダイエット効果を期待するなら、なるべく無調整豆乳を選ぶようにしたいですね。においなどが気になる場合は、スープや鍋物などに使うと摂りやすいのでお勧めですよ。
