メイクを落とさず寝てしまった翌朝の対処法は?
公開日:2016/10/31 / 最終更新日:2019/08/19
仕事や飲み会で帰宅が遅くなった日など、「うっかりメイクを落とさずに寝てしまった!」という失敗の経験はありませんか?
「メイクを落とさずに寝ると、一晩で肌年齢が5歳も老ける」だなんて怖い話もありますが、実際のところメイクを落とさずに寝てしまうと肌にどんな悪影響があるのでしょうか?そしてうっかりメイクを落とさずに寝てしまった場合の対処法は? 美容皮膚科 シロノクリニック銀座院 徳永真理院長がお伝えします。
メイクを落とさずに寝ると何が起きる?
朝、メイクをしてから落とすまでの10数時間の間、メイクアップ化粧品はずっと肌に乗せられていることになります。時間が経過するにつれて汗や皮脂と混ざり合って、雑菌などが繁殖しやすい状態になってしまいます。
また、粉末の成分が肌の水分を奪うため、自然と肌が乾燥しやすい状態に。メイクを長時間つけていると脂浮きしてくることがありますが、これは肌が乾燥から自らを守るために皮脂を分泌させるため。メイクしている時間が長くなるほど、肌の水分と油分のバランスが崩れやすくなってしまうのです。
メイクをしたまま寝てしまうことは、この状態が普段よりもさらに数時間長くなってしまうことが一番の問題だと言えます。寝てしまわないにしても、日中の役目を終えたメイクは早めに落とすことが大切です。
メイクを落とさず寝てしまった翌日のケアは?
うっかりメイクを落とさず寝てしまった場合は、焦らずに普段よりも丁寧なケアで挽回を心掛けましょう。
・まずは丁寧にクレンジング
メイクをしたまま寝てしまった肌は、先ほどお伝えしたように、普段より乾燥して皮脂が多く分泌されている状態です。まずは丁寧にクレンジングして汚れと皮脂を落としましょう。肌が疲れている状態なので、たっぷりのクレンジング剤で優しく丁寧にクレンジングするのが大切です。
・化粧水の前に蒸しタオルで血行アップ
時間があれば入浴を行うのも良いですが、お風呂に入る余裕がない場合は、スキンケアの前に蒸しタオルを顔に当てて血行を良くしておくことをお勧めします。毛穴を開かせることで化粧水や美容液の浸透も良くなります。
・シートマスクで美容成分を補給
こんな場合にこそ活用したいのが、美容成分たっぷりのシートマスクです。蒸しタオルの後に使うことで効果アップが期待できます。パックの後はクリームでしっかりと成分を肌に閉じ込めて。
うっかりメイクしたまま寝てしまっても、しっかりとケアすることで肌の元気を取り戻すことができます。できればその日は早めにメイクを落として、前日の分までたっぷりと睡眠を取るように心掛けましょう。