便秘が肌トラブルを引き起こす理由は？

食事として摂取した食べ物から必要な栄養を吸収し終わった後の残りカスは、便として体外に排泄されます。この排泄がスムーズに行われない状態が便秘です。

便秘になると、排泄されるべき食べカスがお腹の中に長く留まり続けることになります。悪玉菌のエサが増えるため、腸内に悪玉菌が増え、ガスや有害物質が発生します。

こうして腸内で発生したガスや有害物質は血液に吸収され、肌を通じて体外に排出されます。この働きのために、肌本来の働きが低下して肌荒れなどの肌トラブルが起きてしまうのです。

便秘解消のために心掛けたいポイント

お肌を健やかに保つためにも、できるだけ便秘にならないように心掛けるのは大切です。便秘になりやすい方は、以下のようなことに気をつけてみましょう。

・水分補給はしっかりと
スムーズなお通じのために、水分は欠かせません。1日1.5～2リットル程度の水分を摂るように心がけましょう。 また、起床時にコップ1杯の水を飲むと、腸が刺激されて排便につながりやすくなります。

・善玉菌を増やす食事を
ビフィズス菌や乳酸菌が含まれるヨーグルトなどの発酵食品を積極的に摂るとともに、あわせて善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖なども摂るようにしましょう。

・適度な運動も大切
じっと同じ姿勢でいると腸の働きが低下して便秘の原因になります。また、腹筋が弱いと便を押し出す力が足りず、スムーズに排便しづらくなる要因にも。なるべく身体を動かしたり、お腹まわりのストレッチなどを日常的に行うよう意識しましょう。

美肌を保つためには外側からのお手入れも大切ですが、内側からのケアも重要です。便秘になりづらい生活で内側からも美肌作りを心掛けましょう。