冬の「大人ニキビ対策」は保湿が肝心!
公開日:2016/10/11 / 最終更新日:2019/08/19
汗や皮脂で肌がベタつきやすい夏に比べて、冬はニキビができにくいかと思いきや、意外と冬のニキビに悩まされることは多いものですよね。
実は、大人ニキビが最もできやすいのは、空気が乾燥する冬なのです。
美容皮膚科 シロノクリニック銀座 徳永真理院長が、冬の大人ニキビ対策についてお伝えします。
冬にニキビができやすい原因は?
冬は空気が乾燥する季節。乾燥した冷たい風に水分を奪われて、肌も乾燥しやすくなります。
肌の角質層の水分量が少なくなると、肌本来の持つバリア機能が低下してしまい、ニキビができやすくなるのです。
また、肌が乾燥すると、肌は潤いを保つために皮脂を分泌します。これによって、肌表面の水分と油分のバランスが崩れることもニキビができる原因の一つとなります。
保湿が肝心!冬のニキビ対策のポイント
冬のニキビの大きな原因は肌の乾燥なので、ニキビ対策としてはとにかく保湿をしっかりと行うことが重要だと言えます。
・保湿効果の高い化粧品を使う
化粧水や美容液は、保湿成分を含むものを選ぶようにしましょう。また、化粧水や美容液で水分をたっぷりと補給したあとは、乳液やクリームなどを肌表面に伸ばして、水分を肌の内側に閉じ込めるようにしましょう。
・洗顔はぬるま湯で
寒いとつい温度が高めのお湯で洗顔したくなりますが、あまり熱いお湯で顔を洗うと必要な皮脂まで落としてしまい、肌の乾燥を進める原因になってしまいます。30度以下のぬるま湯で洗顔するようにしましょう。
・うるおい食材で内側からも保湿対策
栄養バランスの良い食事で、肌の状態を健康に保つことも大切です。また、食べる乾燥対策として、皮脂の成分に近い「オレイン酸」や、細胞間脂質の主成分となる「セラミド」などを摂るようにするのも良いでしょう。オレイン酸はオリーブオイルやアボカド、セラミドはこんにゃくやほうれん草などに含まれています。
・室内の加湿対策もしっかりと
外気の乾燥は避けられないので、せめて室内の湿度は低くなりすぎないよう加湿対策を心がけましょう。加湿器を使用したり、観葉植物を置いたり、洗濯物を部屋干ししたりといったことが有効です。
肌の乾燥は、ニキビだけでなくさまざまな肌トラブルの原因となります。しっかりと保湿対策して冬も元気な肌で過ごしましょう。