ダイエットの強い味方! 乳酸菌の種類と正しい摂り方
公開日:2019/06/03 / 最終更新日:2022/05/20
腸を整える働きがあるとして以前から注目されている乳酸菌ですが、ダイエットの強い味方にもなることをご存知ですか?
乳酸菌の持つ働きや、乳酸菌を含むお勧めの食材などを知り、ダイエットに役立てましょう。
乳酸菌の種類と主な働き
乳酸菌は腸内で糖を分解し、乳酸を作る細菌の総称です。その種類は200を超え、それぞれに異なる働きを持ちます。ここでは代表的な乳酸菌とその働きを見てみましょう。
【LB81乳酸菌】
サーモフィラス菌1131株とブルガリア菌2038株を合わせた乳酸菌です。腸のバリア機能を高める働きや、便秘を和らげて肌荒れを改善する効果を期待できます。
【LGG菌】
菌が繊毛で覆われているため、胃酸や胆汁に負けず生きたまま腸まで届くのが特徴です。産まれてくる子どものアトピー性皮膚炎の発症を抑えたり、花粉症の症状を和らげたりする効果を期待できます。
【BE80株】
腸内にいるビフィズス菌に比べて生命力があり、胃酸に強い乳酸菌です。食後に感じるお腹の張りや不快感を和らげる効果があります。
乳酸菌とダイエットの関係
私たちの腸内には脂質の吸収を促す細菌と抑える細菌の両方が存在していることがわかっています。乳酸菌には脂質の吸収を促す細菌を減らす働き以外にも、ダイエットに効果的な働きがあります。
・便秘解消がダイエット成功のポイント
便秘はダイエットを妨げる要因の一つですが、その悩みも乳酸菌を積極的に摂ることで解消できます。
便秘のときは腸内の悪玉菌の割合が大きくなっており、腸のぜん動運動が正常に機能せず腸内に便や不要物を溜めてしまいます。このようなときに乳酸菌を含む食品を摂ると、腸内で活動する善玉菌の割合を増やすことができます。善玉菌が増えるとぜん動運動が促され、排便しやすくなります。
腸の働きを整えて便秘知らずの状態を維持することでダイエット効果が期待できます。
・乳酸菌を含む食品の摂り方
乳酸菌を含む食品を手軽に摂り入れるのであればやはりお勧めはヨーグルトです。種類の異なる乳酸菌が入ったヨーグルトがそろっているため、便秘やお腹の張り、軟便など、腸の悩みに合わせて選ぶことができるのがポイントです。
乳酸菌の効果が最大限に発揮されるのは38~40度です。そのため、冷蔵庫から取り出したヨーグルトをそのまま食べるよりも、電子レンジで温めたホットヨーグルトを積極的に摂ると、より大きなダイエット効果を期待できます。
またヨーグルト以外にも、ぬか漬けや味噌、チーズやかつお節など、乳酸菌を多く含む食品を摂ることを日頃から心掛けるのも大切です。
乳酸菌は毎日継続して摂り続けることで効果を発揮します。毎日の食事に乳酸菌を上手に摂り入れながらダイエットを成功させましょう。