女性に多い「びまん性脱毛症」って?
公開日:2016/09/19 / 最終更新日:2019/08/19
薄毛や抜け毛など、頭髪の悩みと言えば男性に多いものという印象ですが、男性に限った悩みではありません。
「髪のボリューム感がなくなってぺしゃんこになりがち……」
「なんとなく髪が細くコシがなくなって来た気がする」
そんな変化を感じるようであれば、もしかしたら「びまん性脱毛症」かもしれません。女性に多いこの薄毛の症状について、美容皮膚科 シロノクリニック恵比寿院 徳永真理副院長がお伝えします。
びまん性脱毛症になる原因は?
びまん性脱毛症を引き起こす原因には、以下のようなことが挙げられます。
・加齢
年齢を重ねるごとに、体内の女性ホルモンの割合は減少します。脱毛を引き起こす原因となる男性ホルモンの割合が増すことにより薄毛になりやすくなると考えられます。
・ストレス
仕事や人間関係などのストレスが多いと、自律神経のバランスが乱れホルモンバランスにも影響を与えます。また、ストレスが引き起こす血行不良により髪や頭皮に十分な栄養が行き渡らなくなってしまいます。
・生活習慣の乱れ
ダイエットなどによる偏った食事や睡眠不足は、頭皮や髪に必要な栄養や酸素が不足する原因に。新陳代謝が悪くなり、髪の生え変わりの周期を乱すことにもつながります。
・ヘアケアによる刺激
髪や頭皮を清潔に保つことは大切ですが、強力なスタイリング剤やそれを落とすための洗浄力の強いシャンプー剤などは頭皮の負担となり、脱毛を引き起こす頭皮トラブルの原因となります。
早めの対策が大切!
びまん性脱毛症は、全体的に薄くなるため症状が出始めても気づきにくいという特徴があります。少しでも髪の量に変化を感じたら、まずは上記のような原因を取り除くよう、生活習慣を見直すことが大切です。
と言って、心配しすぎるのもストレスとなるため良くありません。女性の薄毛は男性に比べて改善する可能性が高いと言われています。 気になる場合は専門医を受診することをお勧めします。