いつも小顔で目覚めたい!寝起きの「顔のむくみ」対策
公開日:2016/09/17 / 最終更新日:2019/08/19
朝、起きた時に顔がむくんでいる日はありませんか?
顔がむくんでいると目は小さく見えるし、実際より太って見えるし、何より朝からテンションダウンしてしまいますよね。
寝起きの顔のむくみの原因について、美容皮膚科 シロノクリニック恵比寿院 徳永真理副院長がお伝えします。
寝起きは顔が一番むくみやすい
むくみは、皮膚の下にある細胞と細胞の間に余分な水分が溜まることで起こります。
起きている時は重力で身体の低い部分へ水分が流れやすいため、足がむくみやすいのですが、夜寝ている間は、顔も身体の他の部分とほぼ同じ高さにあるため、日中と比べてむくみやすくなるのです。
顔の皮膚は薄く、特にまぶたなど目の周りの皮膚は最も薄いため、むくみが目立ちやすいのです。
朝、顔がむくんでいても、起きていれば昼頃までには水分が流れて自然と気にならなくなります。
こんな行動が顔のむくみの原因に!
もともと寝起きは顔がむくみやすいですが、以下のような行動がさらにむくみを引き起こしやすくさせます。
・お酒の飲み過ぎ
お酒を飲んだ翌朝、むくみが気になることは多いですよね。アルコールには利尿作用があるのですが、その後、過剰に水分を摂ってしまうためむくみが起きやすくなります。
・塩分の摂り過ぎ
塩分を摂り過ぎると、血液中の水分が血管やリンパ管の外にしみ出し、細胞間に余分な水分が増えむくみやすくなります。
・糖分の摂り過ぎ
塩分の摂り過ぎがむくみの原因になるということはご存じの方も多いかもしれませんが、甘い物の食べ過ぎもむくみの原因になるとご存じでしょうか? 糖分は水分を吸収する性質があるため、摂り過ぎると身体の中に水分が溜まりやすくなります。
・偏った食事
ビタミン、ミネラルが不足すると、身体の機能が低下し、水分の代謝が悪くなってしまいます。
・運動不足
運動不足による血行不良や代謝の低下も、むくみを引き起こしやすくなる原因に。
バランスの良い食事や、運動などの習慣については日々心がけていくことが大切ですが、塩分・糖分の摂り過ぎや飲酒などについてはむくみたくない日の前日に控えるなどの対策を取れますね。
むくみは時間が経てば自然と解消されますが、長時間続く場合は病気が原因であることも考えられます。このような場合は病院を受診することをお勧めします。