紫外線は髪も老化させる? 美髪を維持するヘアケア方法
公開日:2019/07/01 / 最終更新日:2022/05/20
多くの女性が顔や手足の紫外線対策を行っていますが、髪の日焼け対策はどうでしょう?顔や手足の肌と同様に、髪にも紫外線対策が必要です。
今回は紫外線が髪に与える影響や、髪を美しく保つためのケア方法をご紹介します。
紫外線と髪の関係
肌が紫外線を浴びると日焼けやシミの原因になることは知られていますが、髪にはどのような影響があるのでしょうか。
・紫外線とは何かを知ろう
紫外線にはUVA、UVB、UVCの3つのタイプがあり、UVCに関してはオゾン層で吸収されるため私たちの人体に影響はありません。
UVAは波長が長く、雲やガラスなどを透過し私たちの肌の奥まで届きます。UVBに比べると肌表面に変化が表れるのが遅いため、つい油断してしまいがちですが、将来的なシミやシワの原因になることがわかっています。
一方、UVBはUVAと比べると地表に到達する割合が低いですが、人体への影響は大きく、日焼けや皮膚がんの原因となります。
・紫外線が髪に与える影響
髪が紫外線を浴びる量は顔の2倍以上といわれます。健康な髪の毛が紫外線を浴びると髪が乾燥し、表面のキューティクルがダメージを受けます。
毛髪内部ではシスチンやチロシンといった毛髪を構成するアミノ酸が酸化したり、メラニン色素が破壊され髪が赤茶色に変色したりといったことが起こります。
髪も顔と同様に紫外線対策が必須
髪を紫外線から守るには、顔や体と同じように紫外線対策が必要です。また、紫外線を浴びてしまった場合はきちんとアフターケアを行いましょう。
髪の紫外線対策には日傘や帽子の使用が有効です。日傘は紫外線を100%カットするタイプのものが好ましく、帽子はつばが長くUV加工されているものを選ぶようにしましょう。
帽子や日傘だけでは不安な方や、運転中の紫外線が気になる方は、頭皮に塗るタイプの日焼け止めやスプレータイプの日焼け止めを髪の表面に使用するのがお勧めです。
また海水浴に行く場合、海水に含まれる塩分によっても髪がダメージを受けるため、海から上がったらすぐにタオルドライを行い、できるだけ髪が濡れたまま紫外線を浴びないよう注意することが大切です。
「紫外線を浴びてしまった」と感じたら、ダメージケア専用のシャンプーやトリートメントを使ってケアを行いましょう。
毛髪の細胞は一度損傷すると元には戻りません。紫外線の強い5月から9月にかけてはもちろん、年間を通して紫外線対策を行い美しい髪を手に入れましょう。