「食べる順番」を意識して痩せ体質に!
公開日:2016/09/16 / 最終更新日:2019/08/19
秋は実りと収穫の季節。今が旬のおいしいものがいっぱいですね。
旬の食べ物は栄養価が豊富で、健康や美容にも良いものですが、ついつい食べ過ぎてちょっとカロリーオーバーになってしまうのは困りもの。
「太りたくないけど、食べたいものを我慢するのもイヤ!」 そんな方はぜひ、食事の時の「食べる順番」を意識してみてください。同じ量の食事を摂っても太りにくい食べる順番があるんです。 この太りにくい「食べる順番」について、美容皮膚科 シロノクリニック恵比寿院 徳永真理副院長がお伝えします。
太りにくい「食べる順番」を覚えましょう
食事の時、食べる順番について何か意識していることはありますか?
「好きなものを最初(または最後)に食べる」みたいなこだわりがある方は多いかもしれませんね。 また、子どもの頃に給食の食べ方として、ごはんやパンとおかずと汁ものをひと口ずつ順番に食べる「三角食べ」を指導されたという方もいるかもしれません。
太らないことを意識する場合の食べる順番は、こうした食べ方とはまた違います。「食物繊維→たんぱく質→炭水化物」と覚えましょう。
最初に野菜やきのこ、海藻などの食物繊維を含む食べ物。それを食べ終わったら、次に肉や魚、卵などのたんぱく質を含む食べ物。最後にごはんやパンなどの炭水化物という順番で食べます。
ポイントは、食物繊維を食べ終わってからたんぱく質、たんぱく質を食べ終わってから炭水化物というように、それぞれの種類の食べ物を食べ終わってから次の食べ物を食べるようにすること。この食べ方を意識することで、同じ食事を普通に食べる時よりもずっと太りにくくなるんです。
どうして「食べる順番」で太らなくなるの?
野菜などの食物繊維を最初に食べることで、食事による血糖値の上昇がゆるやかになります。血糖値の上昇がゆるやかになるとインスリンの分泌が抑えられるため、脂肪がつきにくくなります。
また、食物繊維は満腹感を与えてくれるため、そのあとに食べるたんぱく質や炭水化物の食べ過ぎを防ぐことにもつながります。
この結果、同じものを同じ量食べても太りにくくなるのです。食事の時は、ぜひ食べる順番を意識してみてください。
誰かと外食する場合などは、常に順番を守って食べるのは難しいと思いますが、食物繊維を最初に食べることだけでも意識してみましょう。食事の前に野菜ジュースを飲むのもお勧めですよ。