カサカサしてませんか?「くちびる美容」について
公開日:2016/09/11 / 最終更新日:2019/08/19
これから涼しくなってくるにつれ、空気が乾燥する季節がやってきますね。
顔や手肌の乾燥も気になりますが、カサつきやすい部分といえば「くちびる」も忘れてはいけません。
くちびるについてのケア知識はあまり知られていません。実は、お肌よりもデリケートな部分であることを知り、まず正しいケア方法を知ることが大切です。
くちびるはとてもデリケート!
くちびるには、お肌と異なり皮脂腺や汗腺がありません。このため、外的刺激から守る皮脂膜がなく刺激を受けやすい部分です。また、水分が蒸発しやすいため、乾燥しやすい部分でもあります。
さらに、粘膜であるくちびるには紫外線からお肌を守るメラニン色素が存在しません。紫外線を防止できず日焼けをしやすい部分でもあるのです。
美容の大敵「紫外線」と「乾燥」の影響を受けやすいのがくちびるなのです。
くちびるの乾燥や悪化を招く習慣
以下のような習慣は、くちびるを乾燥させたり、乾燥を悪化させたりすることにつながります。
- ・外出時、UVケア機能のないリップを使用している
- ・食事の際、ペーパーなどでごしごし擦る
- ・口紅をしっかり落としていない
- ・くちびるを舐める
- ・メンソールなどの刺激のあるリップを必要以上に使う
- ・歯磨き粉の洗い残し
- ・香辛料や塩辛いものの刺激
くちびるの荒れがなかなか治らないという人は、上記のような習慣がないか見直してみましょう。
ご自宅ではオリーブオイルやはちみつを使ってラップパックをすると良いでしょう。蒸しタオルを置くとさらに血行促進に効果的です。
「くちびる外来」でできること
クリニックで行っているくちびるのシミや色素沈着に対する治療は、お肌に比べて即時効果を実感しやすく、改善が早い治療になります。
お肌のシミ治療は、3ヵ月から半年かけて改善していきますが、くちびるには奥に潜むメラニン色素が存在しないため、レーザーによる治療後の炎症(色素沈着)が起こりにくく、一度の照射でシミやくすみを解消することが可能です。
その他、セクシーなボリュームのあるくちびるやアヒル口にはヒアルロン酸注入が有効です。口角を上げるボトックス注入、くちびる周囲のシワをとるフラクセルレーザー、リップラインをはっきりさせるアートメイクなど。クリニックではさまざまな治療方法でくちびるのお悩みを改善することができます。