ダブル洗顔にメリットはある? ない? 肌に与える影響と注意ポイント
公開日:2018/09/16 / 最終更新日:2022/06/08
クレンジング料と洗顔料の両方で顔を洗うことをダブル洗顔と言います。しかしこのダブル洗顔は“肌に良い”という説もあれば“肌に悪い”という説もあるのが現状です。
ダブル洗顔にはどのようなメリットやデメリットがあるのか、肌への負担を減らすポイントとあわせて見ていきましょう。
ダブル洗顔のメリットとは?
・油溶性と水溶性の汚れが両方落とせる
肌に付着する汚れには、油溶性と水溶性の2種類があります。たとえば、ファンデーションや日焼け止めなどは油溶性の汚れです。対してホコリやチリ、汗や古い角質などは水溶性の汚れになります。
そして、クレンジングでは油溶性の汚れを落とし、洗顔では水溶性の汚れを落とすことができます。つまりダブル洗顔をすれば、2種類の汚れをスッキリ落とし、まっさらな素肌へとリセットできるのです。
・クレンジング料が肌に残らない
ダブル洗顔をしないと、クレンジング料や落としきれなかったメイクが肌に残ることがあります。これが、ニキビや肌荒れなどの原因になることも。ダブル洗顔をすればクレンジングやメイク残りを落とすことができるので、肌トラブルの予防につながります。
ダブル洗顔のデメリットとは?
・肌が乾燥しやすい
美容に敏感な方はすでにご存知かと思いますが、過剰な洗顔は乾燥肌の原因になります。しかし、ダブル洗顔はその名の通り、一度に2回洗顔を行います。肌本来の保湿成分まで洗い流され、肌が乾燥しやすくなることもあるため注意が必要です。
・肌への刺激が増える
クレンジングや洗顔では、洗い流すときに少なからず肌に刺激を与えています。バリア機能が衰えている敏感肌や加齢肌にはその刺激が負担になり、肌荒れなどのトラブルが起こりやすくなるのです。
ダブル洗顔による負担を減らすポイント
・短時間で洗い終える
クレンジングや洗顔に時間をかけると、そのぶん肌への負担も大きくなります。何度も肌をこすらず、できるだけ短時間でダブル洗顔を終えるようにしましょう。ただし洗い残りやすすぎ残しがないように、すみずみまで丁寧にチェックすることが大切です。
・メイクが濃い日だけダブル洗顔をする
ダブル洗顔をする頻度を少なくするだけでも、肌への負担を減らすことができます。メイクが濃い日だけダブル洗顔をすると決めておくのがお勧めです。普段は肌に負担を与えずに済むため、バリア機能を保つことができます。
・洗浄力の弱いクレンジング料や洗顔料を使う
洗浄力の強いクレンジング料や洗顔料を使うと、どんなに使用時間や頻度を減らしても、肌への負担が大きくなります。
乾燥肌や敏感肌なら、クレンジング料はオイルよりクリームやミルクタイプを、洗顔料は弱酸性のものを選ぶと良いでしょう。
以上のようにダブル洗顔には、メリットとデメリットの両方があります。そのことを十分に理解した上で、自分の肌に適した洗顔を行うようにしましょう。