「剥がすタイプ」の毛穴パックが鼻のトラブル原因になるって本当?
公開日:2018/11/25 / 最終更新日:2022/06/02
鼻に貼りつけて時間を置き、剥がすと角栓がゴッソリとれる毛穴パックは、一度やるとやみつきになりますよね。デート前日のケアやスペシャルケアとして行う方も多いでしょう。しかし、このような「剥がすタイプ」のパックを行うと、かえって肌トラブルが起こり、毛穴が目立つ原因になる可能性があるといわれています。
実際に毛穴パックにはどのようなリスクがあるのか、肌トラブルを防ぐ方法とあわせてチェックしてみましょう。
鼻の毛穴パックによるトラブルとは?
・乾燥しやすくなる
毛穴パックを剥がすときには、角栓と同時に肌表面の角質まで剥がれてしまうことがあります。本来肌の表面にあるべき角質がはがれると、肌のバリア機能が衰え、いつも以上に乾燥しやすくなるため注意が必要です。
・毛穴が開いたままになる
毛穴パックで角栓を取り除くと、角栓が詰まっていた毛穴がポッカリと開いたままになります。余計に毛穴が目立つようになるだけでなく、そこから化粧下地や雑菌が侵入し、黒ずみや炎症を引き起こす恐れがあります。
・かえって角栓ができやすくなる
毛穴パックによって皮膚が傷つけられると、肌の修復を早めるために皮脂の分泌が過剰になります。また、肌の防御反応が働くことで、角質が厚くなります。この結果、かえって肌が硬くなり、角栓もできやすくなってしまうのです。
肌トラブルを防ぐ対策方法
・剥がすタイプのパックを使用しない
肌トラブルを避けるためには、剥がすタイプの毛穴パックの使用を避けることをお勧めします。毛穴ケアを行いたいときには、クレイパックなどの洗い流すタイプのパックを使用しましょう。
・使用頻度を守る
どうしても剥がすタイプの毛穴パックを使用したいという場合は、使用頻度を守ることが大切です。肌のターンオーバーの周期は約28~56日間ですから、1~2ヶ月に1回程度の頻度に留めましょう。
・蒸しタオルで毛穴を開かせてからパックをする
毛穴パックを使用する際は、事前に鼻に蒸しタオルを当て、毛穴を開かせてからパックしましょう。毛穴が開くことで角栓が除去しやすくなるため、毛穴パックをむやみにくり返す必要がなくなります。
・パック後は十分に保湿する
毛穴パック後は毛穴がポッカリと開いているうえに、とても乾燥した状態になっています。まずは冷水や収れん化粧水などで毛穴を引き締めてから、いつも以上にしっかりと保湿ケアをしましょう。
毛穴の角栓を作らないためには、日頃の洗顔や保湿方法を見直すことも大切です。パックで無理に剥がすのではなく、地道なケアでクリアな毛穴を目指していきましょう。