ほくろが取れることがあるってホント? 噂の真相とは
公開日:2017/11/24 / 最終更新日:2019/08/08
ほくろとは色素細胞が何らかの原因で腫瘍化したもので、医学的には良性の腫瘍と扱われます。一般的に、とれないものと思われがちなほくろですが、自然ととれてしまうケースもあるのです。なぜ、「とれるほくろ」と「とれないほくろ」があるのでしょうか。
自然ととれてしまうケース
ほくろは色素細胞が集まってできるもので、遺伝的にできるものだけでなく、紫外線などの影響を受けてできてしまうことがあります。ほくろが自然ととれてしまうケースとしては、皮膚が角質になり垢となって排出されるように、ほくろの細胞が生まれ変わることによって起こります。
ただ、ほくろが自然ととれるかどうかはケースによって違い、全てがなくなるわけではありません。ほくろをいじっていたら取れてしまったというケースもありますが、無理やりホクロをとってしまうと色素沈着や、傷が残る原因にも。無理やりとらないだけでなく、実際にとれた場合は紫外線のダメージから守るなど、しっかりとケアすることが大切なのです。
ほくろは工夫次第でとれる?
自然にとれるケースがある一方で、自分でほくろをとろうと工夫をする人もいます。実は、美容整形でほくろの切除をする以外にも、自分でほくろをとる方法があるのです。さまざまな方法があるなかで評判が良いのは精油ジェルです。通信販売などで手に入れることができますし、効果を実感する人もいます。
ただし、ほくろがとれた痕がニキビ跡のように目立ってしまうこともあるため、腕などの目立たない部分で試すようにしましょう。
また、ヒマシ油と重曹でできているアメリカで開発された「カソーダ」も人気です。方法は簡単です。つまようじなどの先端で少量をとり、気になるほくろにつけて絆創膏で保護してしばらく待つだけ。ただ、こちらは顔への使用が想定されていないため注意が必要です。
一方、もぐさを使って落とす方法もあります。もぐさに火をつけてお灸をすることでほくろがとれます。ただ、とれるほくろの種類が決まっていることや、安易な使用が火傷や火事を招くというリスクも存在します。
これらに共通するのは、ほくろをとったらその部分はかなりデリケートになっていること。新しいほくろを作らないためにも、紫外線を防いで保湿ケアを行うようにしましょう。
また、無理に取ろうとするのは良くありません。肌を傷つけ色素沈着の原因にもなります。上記の方法はあくまで自己責任で行い、不安であれば確実に除去できるクリニックに相談しましょう。