2016年大注目食材! キヌア以上のスーパーフード「テフ」の魅力
公開日:2017/12/10 / 最終更新日:2019/08/08
2016年、スーパーフードとして注目されている食材テフ。ヴィクトリア・ベッカムやグイネス・パルトローなどのスリムで美しいセレブ達にも人気が高く、キヌアを超えるともいわれているスーパーフード、テフの効果や魅力についてご紹介します。
テフとは?
テフはゴマよりも小さいイネ科の穀物で、エチオピア原産の食材。非常に小さく、床に落とすと見失ってしまいそうなことから、「見失う」という意味のアムハラ語「テフ」という言葉から名前が付けられています。現地では石臼で挽いたテフに水を加えて発酵させ、クレープのような薄焼きのパンにしておかずを巻いて食べるのが一般的で、エチオピア高原に住むアムハラ人の主食として使われています。
テフの魅力と効果
テフはさまざまなミネラルや、大麦の3倍の鉄分・玄米の25倍のカルシウムなどを含んでおり、非常に栄養価の高い穀物。鉄分が多いため貧血改善にも効果的ですし、血行改善効果により肌のターンオーバーを整え美容にも大きなメリットがあります。
たんぱく質やカリウム・必須アミノ酸なども他の穀物の数倍も多く含まれている上、グルテンフリーで低カロリーなためアレルギーのある方やダイエット中に取り入れるのもお勧め。消化されにくいでんぷん質「レジスタントスターチ」が20〜40%含まれているので、糖尿病患者などの血糖値調節にも効果的です。レジスタントスターチは腹持ちが良いので、ダイエット中の空腹感の解消効果も期待できます。
更にテフには食物繊維が含まれているため、腸内環境を整えてくれる効果も。便秘解消はもちろん、腸内環境の改善による基礎代謝の向上や脂肪燃焼を促す効果もあります。
素晴らしいスーパーフード「テフ」ですが、世界的人気になってしまった際に国民の殆どが入手できないという事態に陥ってしまいました。そのため一時テフは輸出禁止となりましたが、CNNニュースによるとテフ農家の生産性向上に伴い輸出の制限が緩和されつつあるとのこと。現在日本では入手することはできませんが、そのうちに日本にも流通する可能性はあります。その際にはパンやお菓子作りなど、小麦粉の代用品として取り入れてみてはいかがでしょうか。