いますぐ改善! 肌を乾燥から守る食生活のポイント
公開日:2018/12/23 / 最終更新日:2022/06/02
美肌にとって大敵ともいえる乾燥は、さまざまな肌トラブルを引き起こします。肌の潤いを保つには必要な栄養分を補う必要があるため、スキンケアを行うだけでなく、食生活を見直した方が良いかもしれません。
そこで今回は、乾燥から肌を守るための食生活ついて見てみましょう。
乾燥と食生活の関係
肌が潤うためには、角質層で水分が保たれていなければなりません。角質層の水分は、細胞間脂質(主成分はセラミド)、天然保湿因子のNMF、皮脂によって保持されています。これらのバランスが崩れると肌が乾燥してしまいます。
水分を保持するためにはさまざまな栄養素が必要です。不規則な食生活や偏った食事では栄養不足になってしまいます。無理なダイエットでの食事制限や欧米型の食生活も乾燥を促進させる原因の一つです。
乾燥肌を促進させる食べ物
普段何気なく食べているものでも、乾燥肌を助長させる食べ物は多くあります。
パスタやラーメンのタンパク質、肉中心の食生活は栄養バランスが偏りやすいです。また、糖質や脂質を摂取すると、肌のターンオーバーに関わるビタミンB群が消費されるため、肌にまで届きにくくなってしまいます。インスタント食品など添加物の多い食べ物は肝臓に負担をかけ、肌荒れの原因となります。
その他にもよく冷えた飲み物やアイスクリーム、サラダにも注意しましょう。内臓を冷やしてしまうため、血行不良で代謝が悪くなり乾燥肌が進んでしまいます。カフェインやお酒も、水分を大量に排出させるため注意が必要です。
肌の潤いに必要な栄養素を補給
乾燥肌を防ぐには肌にとって良い栄養素を取る必要がありますが、特に大切なのがタンパク質とビタミン類、亜鉛、オメガ3系脂肪酸です。
・タンパク質
タンパク質は肌を生成している主な成分で、角質細胞を作ったりターンオーバーを整えたりする働きをします。多く含む食材は肉や魚類、大豆、卵などです。
・ビタミン類
乾燥肌にとって重要なのは、ビタミンA、B群、C、Eの4つです。
肌を正常に保ってくれるビタミンAはレバーやうなぎ、青魚や卵。肌のターンオーバーを整えるビタミンB群は豚肉や大豆に多く含まれ、コラーゲンの生成に不可欠 なビタミンCはパプリカやゆずなどから摂れます。血行促進や抗酸化作用などを持つビタミンEはごまやナッツ類に含まれています。
・亜鉛
亜鉛は体にとって大切なミネラルに含まれ、肌だけでなく髪や爪の健康を維持するためにも必要な栄養素です。不足すると皮膚炎や湿しんなどを引き起こすこともあります。
亜鉛を多く含む食材は牡蠣やレバー、牛肉などです。
・オメガ3系脂肪酸
オメガ3系脂肪酸は体内で作れない不飽和脂肪酸のひとつで、セラミドを作る原料となるα-リノレン酸やDHAなどがあります。
アマニオイルやエゴマ油、青魚に多く含まれています。