コーヒー好きは肌のシミが少ない!? ポリフェノールの抗酸化パワー
公開日:2018/12/21 / 最終更新日:2022/06/02
シミは女性の大敵です。紫外線対策やスキンケア、ビタミンの摂取に力を入れている方も多いでしょうが、普段何気なく飲んでいるコーヒーもシミの発生を抑える効果が期待できるのではないかといわれています。
今回はその理由と注意点を見ていきましょう。
コーヒーに含まれるポリフェノールとは?
ポリフェノールは、植物が光合成によって作り出す抗酸化物質です。コーヒーの苦味や渋味、色などはこのポリフェノールがもとになっています。カカオやワインの成分として知られていますが、コーヒーにも赤ワインに近い量のポリフェノールが含まれており、シミ抑制に効果が期待できるといわれています。
肌に良いといわれる理由
コーヒーに含まれるポリフェノールがシミの発生を抑えるといわれるのは、抗酸化作用があるからです。抗酸化作用は体の酸化を防ぐ働きがありますが、シミができる原因を元から除去してくれる作用を持っています。
・シミができる仕組み
シミの原因である紫外線は、体内に活性酸素を発生させる働きがあります。活性酸素はばい菌や細菌から細胞を守る働きがありますが、適量を超えると細胞を酸化させ老化を促進させてしまいます。さらに、活性酸素から細胞を守るために作られるのが、シミの原因であるメラニン色素です。活性酸素が増えるとメラニン色素が多く作られるため新陳代謝が追いつかず、肌表面に色素沈着ができシミになってしまいます。
・なぜコーヒーがシミに効果的といわれるのか?
ポリフェノールは植物が酸化を防ぐために作る抗酸化物質で、体内で増えすぎた活性酸素を除去する働きがあります。コーヒーには抗酸化作用を持つポリフェノールが多く入っていますが、なかでもクロロゲン酸は活性酸素を除去する効果が高いといわれています。ある調査では、コーヒーポリフェノール摂取量が多い人ほど紫外線によるシミが少ないという結果も出ており、美白効果が期待できるかもしれません。
摂取の注意点と摂取量
抗酸化作用を持つポリフェノールですが、水溶性で体に蓄積されないため1日に1,000mg程度、3~4時間に1回を目安に摂取するのが良さそうです。コーヒー1杯に含まれるポリフェノールは約200mg~300mgなので、1日3~4杯くらいになります。しかし、美容に効果が期待できるからといって飲み過ぎてはいけません。適量を守って飲むようにしましょう。カフェインの作用が気になる方は、カフェイン含有量の少ないコーヒーでもポリフェノールを摂取できます。