水分不足がむくみの原因に!? 意外と知らない正しい水分の摂り方
公開日:2019/01/24 / 最終更新日:2022/05/27
むくみの原因といえば、水分の摂りすぎをイメージする方が多いでしょう。しかし、むくみを気にして水分を摂らないでいると、体内の水分不足によってかえってむくんでしまうことがあります。
なぜそのような現象が起こるのか、むくみを防ぐ正しい水分摂取の方法とあわせてチェックしてみましょう。
水分不足とむくみの関係
体内の水分が不足すると、体が「これ以上水分不足になると危険だ!」と判断し、水分の排出を減らそうとします。するとかえって余計な水分が溜まり、むくみが生じやすくなります。
また、水分不足になると尿や便などが排出しにくくなる分、体内に老廃物や毒素が溜まりやすくなり、体がむくむだけでなく肌荒れや疲労感まで引き起こしてしまいます。むくみを防いで健康を保つためには、適度な水分摂取が欠かせません。
では、どのような水分摂取が望ましいのか、以下から詳しく見ていきましょう。
むくみを防ぐ水分摂取の方法
・少しずつこまめに飲む
大量の水分を一気に飲むと、余計な水分が体内に溜まりやすくなるため、水分は少しずつこまめに飲むことをお勧めします。コップ1杯程度の水を2~3時間に1回飲むのが目安です。
・常温以上の水分を摂る
キンキンに冷えた水分は体を冷やすため、血行不良によるむくみを引き起こしてしまいます。また、胃腸を冷やして消化不良の原因になってしまうこともあるため注意が必要です。むくみや健康、美容のためにも、常温の水や白湯を摂取するのがお勧めです。
・飲み物の種類にも注意を
コーヒーやお茶には利尿作用があるため、飲みすぎるとかえって水分不足になることがあります。また、糖分の多いジュースは脂肪に変わって肥満を引き起こしたり、体内のビタミンを消費して疲労感を招いたりする原因になることもあります。
このようなトラブルを防ぐためにも、むくみ予防のための水分摂取は、水を選ぶようにしましょう。
・入浴前後には必ず水分補給を
お風呂ではたくさんの汗をかくため、入浴前後にしっかり水分を摂っておくことが大切です。何も飲まないでいると代謝が落ちてむくみやすくなるだけでなく、健康に害を及ぼす恐れもあります。入浴前後には必ずコップ1杯ずつの水を飲むようにしましょう。
・寝る前は水分を摂りすぎない
寝る前に水分を摂りすぎると、翌朝のむくみを引き起こしてしまいます。ただし水分不足も睡眠の質を低下させるので、喉がカラカラな状態で寝るのは危険です。できれば寝る1時間ほど前に、コップ1杯程度の水を飲んでおきましょう。
なお、水分を摂ってからストレッチをしたり、軽くリンパマッサージをしたりしておくと、翌朝のむくみをしっかりと防ぐことができます。
むくみを放置していると、セルライトにつながることもあるため注意が必要です。正しい水分摂取で、日頃のむくみを防いでいきましょう。