秋に旬を迎える食材はたくさんありますが、中でも女性にオススメなのが「秋刀魚（さんま）」です。秋のさんまは美味しいだけでなく、美容効果もピカイチ。女性がキレイになれる栄養素がたくさん詰まっています。今回は、さんまに期待できる美容効果を栄養を最大限に取り入れる食べ方とあわせてチェックしてみましょう。

秋刀魚（さんま）の美容効果

■美肌効果
秋刀魚（さんま）には乾燥肌やニキビを防ぐビタミンA、肌のターンオーバーを助けるビタミンB2、血行を改善するビタミンEなど、美肌を保つために欠かせない栄養素が豊富に含まれています。さらに良質なタンパク質やコラーゲンの生成を助ける鉄分も豊富ですから、ハリのある肌をキープしたい方に最適です。また、不飽和脂肪酸のDHAやEPAによる血液サラサラ効果も皮膚の健康維持に役立ちます。

■エイジングケア効果
秋刀魚（さんま）は、老化防止にも効果的な食べ物です。秋刀魚に含まれるセレンには、過酸化脂質を分解する働きがあるため、細胞の酸化を抑えてくれます。ビタミンEにも同じく酸化を防ぐ作用がありますから、若々しい肌や血管をキープしやすくなりますよ。

■ダイエット効果
秋刀魚（さんま）に含まれるビタミンB2は、脂質や糖質の代謝を促して、エネルギーに変換しやすくしてくれます。この作用は、脂肪の蓄積を防ぐため、ダイエット中の方にもオススメです。秋刀魚自体も低糖質ですから、血糖値を上げにくく、太りやすい食品といえます。

秋刀魚の栄養を最大限に摂り入れるには

■大根おろしやすだちと一緒に食べる
大根おろしには、消化を助ける酵素がたっぷり含まれています。秋刀魚と一緒に食べることで、栄養を余すことなく吸収できますよ。
また、大根おろしに添えられることの多いすだちやかぼすも、実は秋刀魚の美容効果を高めてくれます。ビタミンCが秋刀魚に含まれる鉄分の吸収率をアップさせる上に、コラーゲンの生成を助けてくれるのです。程よい酸味が美味しさを引き立てるので、一石二鳥ですね。

■ワタや皮も残さず食べる
秋刀魚のワタにはビタミンA、皮にはコラーゲンが豊富に含まれています。残すとせっかくの栄養と美容効果を逃がしてしまいますから、できるだけ丸ごと食べることにしましょう。大根おろしやすだちなどと一緒に食べれば、ワタの苦さも和らぎますよ。塩焼きに飽きたら、蒲焼やみそ汁がオススメです。

秋刀魚の栄養は、夏の間に蓄積した肌ダメージや疲れも修復してくれます。美味しい秋刀魚を積極的に食べて、この秋も美しく元気に過ごしましょう。