便秘が原因で口臭が!?メカニズム&対策法
公開日:2017/11/11 / 最終更新日:2017/11/11
便秘が長く続くうちに口臭が気になり始めた、という経験はありませんか?
便秘と口臭は一見何の関係もないように思えることでしょう。しかし、両者には深い関係があったのです。
今回は、便秘と口臭の関係性や便秘による口臭への対処法をご紹介します。
便秘が口臭を引き起こすメカニズム
便は、体にとって不必要な老廃物です。便が長い時間体内に残留することで、腐敗し発酵しやすくなってしまいます。すると腸内には悪玉菌がドンドン増殖し、ニオイのする有害物質が発生しやすくなります。
この状態が続くと有害物質は腸壁から体内へと吸収され、血液の循環に乗って全身に行き渡ってしまうのです。
有害物質の量が少なければ、肝臓で解毒され無害化されますが、量が多い場合には皮膚や息から排出されてしまいます。これが嫌な口臭につながってしまうのです。
便秘が原因で引き起こされる口臭には、便に近い成分が含まれてしまいます。腐ったようなニオイやアンモニアのニオイの口臭がある場合、原因は便秘によるものと考えて良いでしょう。
便秘による口臭の対処法
便秘による口臭が発生してしまった場合の対処法として、一番有効なのが便秘を解消することです。腸内環境を改善するためには、悪玉菌を減らし、善玉菌を増やして腸内のバランスを整えていくことが大切です。善玉菌のエサになる食物繊維やオリゴ糖、さらに善玉菌自体を増やしてくれるぬか漬けやキムチなどの発酵食品も摂取するようにしましょう。また、朝食前に白湯を飲むと胃腸の働きを活性化してくれるため、便秘解消に効果的です。
便秘解消のためには、食生活で水溶性や不溶性の食物繊維を多くとり入れしょう。プルーやバナナ、納豆などがオススメです。
便秘解消には、適度な運動も必要になってきます。腹筋やウォーキングなど、続けやすい運動を少しずつ始めてみましょう。腹筋がつくことで、便をしっかりと押し出せるようになりますし、腸の蠕動(ぜんどう)運動もきちんと行われるようになります。
体調不良やお腹のハリなど、嫌な症状を引き起こしてしまう便秘は、口臭の原因になってしまうこともあるので注意が必要です。気になる口臭を解消するためには、腸内環境を根本から変えていくことが肝心です。便秘による口臭にお悩みの方は、今一度自身の生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。