かゆみや悪化に要注意!夏のアトピー対策術3つ
公開日:2017/05/30 / 最終更新日:2017/05/30
最近では、大人になってからアトピーになってしまったという方も増えていますが、アトピーといえば乾燥シーズンの冬に症状が悪化するというイメージがありますよね。しかし、実は「夏」も注意が必要な季節です。空気が乾燥しないからといって、油断していては強いかゆみが生じたり、症状が悪化してしまうこともあります。夏にアトピーを悪化させないための対策術を学んでおきましょう。
夏に行うべきアトピー対策術3選
1.汗をこまめに拭き取る
気温や湿度がたかくなる夏は、じっと静かにしていても暑さを感じずにはいられません。外を少し歩いただけでもたくさんの汗をかいてしまいますが、アトピーの方の場合、汗を流しっぱなしにするのはNGです。
流れる汗がアトピーの患部に触れてしまうと、汗の中に含まれる老廃物が刺激となり、患部にかゆみや炎症を起こしてしまうことがあります。これを防ぐためにも、汗をかいたときにはこまめに拭き取るようにし、常に肌を清潔な状態で保っておきましょう。汗をうふくときにはゴシゴシとこすらずに、柔らかいタオルやカーゼを使って肌をおさえ込むようにするのがポイントです。
2.紫外線対策をしっかりと行う
紫外線と言えば、たくさんの肌トラブルの原因となるものですが、アトピーにも悪い影響を及ぼします。紫外線を浴びると肌の一番上にある角質層が乱れ、より肌が弱い状態になってしまうのです。このような状態では、少しの刺激でも肌にダメージが加わってしまうため、アトピーの炎症やかゆみが悪化する恐れがあります。すでにアトピーの症状が強い場合には長袖シャツや長ズボン、日傘などで紫外線をブロックし、通常時には低刺激の日焼け止めを塗って紫外線を防ぎましょう。
3.寝苦しい場合には、冷房を上手に使って
就寝時の冷房の使用には、賛否両論ありますが、アトピーの方の場合には、暑くて眠れないときには迷わずに冷房のスイッチをオンにすることをオススメします。
寝ているときに暑さを感じ、体温が上がってしまうとそれだけでも肌のかゆみが増して寝ている間に肌を掻きむしったりしてしまうことがあります。さらに寝ている間にかいた汗によって炎症を起こしたり、さらに強いかゆみに襲われることもあるため、冷房のタイマー機能や温度設定を上手に使って、快適な温度をキープするようにしましょう。
夏になると露出も増えるため、アトピーがより目立ちやすくなってしまいます。これ以上悪化させないためにも、自分でできることを心がけ、夏でもしっかりとアトピー対策を行いましょう。