脇の下に湿疹ができる理由と効果的な対処方法の3つ
公開日:2016/08/23 / 最終更新日:2016/08/23
露出が多い季節になると、脇の下の皮膚の状態が気になります。
脇の下に湿疹ができると見た目が悪いばかりでなく、痒みに苦しめられます。どうすれば脇の下に湿疹ができにくくなるのでしょう。
脇の下に湿疹ができる理由や効果的な対処方法についてご紹介します。
脇の下に湿疹ができやすい理由は?
脇の下からでる汗には、首筋や背中といった部位の汗とは違った特徴があります。
脇の下には、アポクリン腺という通常の汗とは違った成分で構成された汗を出す器官が存在しているのです。アポクリン腺から出る汗は通常の汗とは違い、たんぱく質や脂質などが含まれているため、これらの栄養源をエサにする雑菌が繁殖しやすいことが特徴です。のため、脇の下を長時間不潔な状態にしておくと、湿疹やかぶれを引き起こします。
また、脇の下は肩や腕の構造上、歩行や日常の動作によって摩擦が起こりやすい部分です。このように摩擦によって皮膚が刺激されることもプラスし、湿疹やかぶれが起きやすい部位だと考えられます。
対処法3つ
さっそく脇の下の湿疹に効果的な対処法をご紹介します。
①脇の下を清潔に保つ
湿疹やかぶれなどの肌トラブルを遠ざけるためには、脇の下を清潔に保つことが重要です。運動をして汗をかいたと感じるときは、必ず脇の下の汗をぬぐい取りましょう。
また、汗が流れ落ちることを体感するほど汗をかかないという人でも、知らないうちに脇の下から汗が出ていることがあるため、デオドラントシートやウェットティッシュタオルなどで定期的に脇の下を清潔に整えることをオススメします。
しかし、ゴシゴシと強くこすって刺激を与えすぎたり、頻繁に脇の下を拭い過ぎたりすると健康な皮膚を保つために必要な油分まで失ってしまい、かえって皮膚の状態を悪化させることに繋がるため、注意しましょう。
②脇毛の処理方法を見直す
脇毛を自己処理しているという人で、湿疹やかぶれが起きやすいという人は、除毛に使用する器具や手指を清潔に整えていない可能性が高いです。
また、除毛後の乾燥した素肌をいたわるための保湿を効果的に行っていない場合は、皮膚トラブルに見舞われる恐れも。
さらに頻繁に自己処理を繰り返している人は、それだけ肌が荒れやすい傾向があります。かみそりやシェイバーを使用した後は、必ずローションやクリームなどで肌を保湿するようにしましょう。
③脇の下の風通しを良くする
普段の生活で通気性が良い衣類を着用するよう心がけると、汗や蒸れが起こりにくくなって、湿疹やかぶれの元になる雑菌を寄せ付けにくくなります。
制汗剤を使用して汗の量をコントロールしつつ、脇の下に触れる部分の生地にコットンやガーゼなどを使用した衣類を着用すると、汗をかいても肌がべとつきにくくなります。制服が決まっていて衣類を自由にまとえないという場合は、汗を吸い取ってくれるタイプのパットを用意しておくと便利でしょう。
ふとした瞬間に人目にさらされる脇。このようなケアでキレイな脇を目指しましょう。