ニキビができたら要注意! ニキビ跡がシミになるメカニズム
公開日:2015/12/28 / 最終更新日:2015/12/28
顔にニキビができてしまっただけでも嫌なのに、そのニキビがニキビ跡として残ってしまうのはもっと嫌ですよね。ニキビ跡がシミになってしまえば、一生残ってしまうことにもなりかねません。なぜニキビ跡は、シミになってしまうのでしょうか?
炎症性ニキビはニキビ跡やシミになりやすい!
ニキビができたことがある人は多いでしょう。単純にニキビといっても色々と種類があるのをご存知ですか?
例えばとても小さくてすぐに治るニキビや、赤いニキビ、白い芯ができて大きく膨らんでしまったニキビなどです。
小さくてすぐに治るようなニキビは、肌の表面の「表皮」という部分にしか影響しません。表皮はわずが0.3㎜ほどしかなく、ターンオーバーによって定期的に生まれ変わっています。そのため仮にニキビの炎症が表皮に溜まってしまったとしても、ターンオーバーによってすぐに消えるのです。
問題なのは、赤いニキビや白い芯のあるニキビができてしまった場合です。
赤いニキビや白い芯のあるニキビは、炎症が進行してしまっている状態です。炎症を起こしている部分が紫外線を浴びたり洗顔なので刺激を与えてしまうと、メラミンが色素沈着してしまったり、肌がへこんだ状態になってしまうのです。その場合、ニキビの炎症は、表皮の下にある「真皮」にまで及んでしまうでしょう。真皮は表皮のようにターンオーバーによって定期的に生まれ変わることはありません。セルフケアでニキビ跡や色素沈着を治すことができなため、クリニックなどで専門の治療を受けない限り一生残ってしまうというわけです。
そもそも、なぜニキビはできるのか?
ニキビ跡やシミが残らないようにするためには、まずニキビができないようにしなければいけません。なぜニキビができてしまうのかというと、皮脂や古い角質が毛穴に詰まってできる「角栓」が主な原因です。白い芯のあるニキビがまさにこの角栓です。男性ホルモンが活性化すると皮脂の分泌量が過剰になり、年齢を重ねたり、生活習慣が乱れたりしてターンオーバーが正常にできなくなると古い角質が肌に残って毛穴を詰まらせてしまいます。こうしてできたニキビは、炎症が悪化すると赤ニキビ、酸化すると黒ニキビになり、よりニキビ跡が残りやすくなるのです。
ニキビができないようにできれば良いですが、もしニキビができてしまったらなるべく触らない、紫外線に当たらないように気をつけましょう。無理やりつぶしてしまうとシミどころかクレーターのように肌がボコボコになってしまう恐れがあるので、つぶさないことが大切です。睡眠や栄養をしっかりとって、炎症が悪化しないよう気をつけてケアをすることが大切です。