老化の最大の原因⁉ 活性酸素を詳しく知ろう!
公開日:2015/09/08 / 最終更新日:2015/09/08
これまでにご紹介してきた美容に関する情報の中で「活性酸素」という言葉が何度も登場してきました。しかし活性酸素という存在をなんとなくイメージでしか理解できていないという方も実際は多いのではないでしょうか。そこで、今回は活性酸素そのものにスポットを当てて、「活性酸の概要」や「発生原因」などについて詳しく掘り下げていきたいと思います。
活性酸素は老化を早めさせる?
人間は体内に取り入れた酸素を使って食物に含まれる栄養素をエネルギーに変えているわけですが、この過程で摂りいれた酸素の約2%が、強い酸化作用を持った活性酸素に変わるといわれています。
活性酸素は、体内に侵入した細菌やウィルスを撃退してくれるため、体にとって必要な物質でもあるのですが、その一方で体に悪影響も与えてしまいます。活性酸素が必要以上に増えると健康な細胞までも参加させてしまうため、老化を早めさせることになってしまいます。
活性酸素を発生、悪化させる原因
体内の活性酸素を増やす原因は、呼吸だけでなく、紫外線・大気汚染・化学物質・農薬など様々ありますが、特に日常生活の中で私たちが注意したいのがタバコ・脂質・ストレスの3つとなっています。
・タバコ
タバコは1本で100兆もの活性酸素を発生させるといわれているため、吸えば吸うほど体内の活性酸素を増やしてしまいます。
・脂質
食事から摂取した脂質は腸内で分解されますが、大量に摂取すると分解しきれずに残った分が肝臓で解読され、その代謝過程で活性酸素を発生させてしまいます。
・ストレス
ストレスホルモンの一種であるコルチゾールは、NK細胞という免疫機能において重要なう役割を持つ細胞の機能を停止させてしまい、その生成時に活性酸素も発生させてしまいます。
抗酸化力は加齢とともに衰えていく
活性酸素の攻撃から身を守るために私たちの体には「抗酸化力」が備わっているわけですが、その中心となっているのが活性酸素の攻撃力を無くす効果があるといわれている「抗酸化酵素」です。
しかし体内で作られる抗酸化酵素の量は加齢とともに減少してしまうため、年齢を重ねるほど抗酸化酵素の量を減らさないための対策が必要となってきます。そこで抗酸化酵素をサポートするために活用したいのが、食事などから取り入れることができる「抗酸化物質」となっています。
次回の記事では抗酸化物質の種類やそれら多く含まれている食品などについてご紹介していきたいと思います。