プチ整形にも使われているヒアルロン酸ってどんな成分?
公開日:2015/09/05 / 最終更新日:2024/04/01
美容に興味をお持ちの方であれば、「ヒアルロン酸」という成分の名前は何度も耳にしたことがあるかと思います。しかし、「ヒアルロン酸とは、具体的にどのような成分なのか」「なぜプチ整形などに使われているのか」といった具体的な部分まで知っているという方はなかなかいないのではないでしょうか。
そこで今回は知っているようで意外と知らないヒアルロン酸という成分について詳しくご説明したいと思います。
ヒアルロン酸とは?
ヒアルロン酸は「ムコ多糖」という粘液性のある物質の一種で、人間の体内にも存在している成分です。
最大の特徴となっているのが保水効果で、ヒアルロン酸は1グラムにつき6リットルもの水分を保持することができるといわれています。
つまりヒアルロン酸は自身の重量の約6000倍もの水分を保持することができるため、肌のハリや弾力を保つのに非常に優れた成分となってます。
ヒアルロン酸と年齢の関係
ヒアルロン酸が人間の体内に存在していることについては先ほど説明した通りですが、ヒアルロン酸は加齢とともに減少していってしまいます。体内のヒアルロン酸量は、赤ちゃんの時に最も多く、20代くらいまでにはそれほど減っていくことはありません。しかし、30代から急に減少していき、40代になったころには赤ちゃんの頃の約半分、60代になると4分の1くらいの量まで減っていってしまうのです。
加齢によってヒアルロン酸が減少すると肌のみずみずしさやハリを低下させて乾燥肌やシワの原因になってしまいます。
ヒアルロン酸注入の効果
ヒアルロン酸は、分子量が大きくて肌の表面からはなかなか吸収できないため、現在の美容界ではヒアルロン酸を注射器で直接注入する「ヒアルロン酸注入」がプチ整形の主流となっています。
ヒアルロン酸注入をすることで、目尻・口角・法令線などのシワ・たるみの解消や鼻を高くしたり顎をシャープにしたりといった若返り効果に期待ができます。
加齢によるお肌の悩みを改善したいという方は、ぜひ一度美容皮膚科へお問い合わせいただければと思います。