汗をかく夏は気をつけて!金属アレルギーの原因と対策
公開日:2015/06/10 / 最終更新日:2024/04/01
アクセサリーを身に着けていて、その部分の肌が赤くなったり、痒くなったりするというお悩みはありませんか?
もしかしたらそれは「金属アレルギー」かもしれません。
今は、特にそんな問題がおきていないという方も、油断は禁物です。汗をかきやすい夏は金属アレルギーを引き起こしやすいといわれています。
金属アレルギーの原因や対策についてお伝えいたします。
金属アレルギーって?
人間の身体は、侵入してきた異物を排除するために免疫機能が働くようになっています。免疫は身体を守るために必要なものですが、本来は無害な物質にたいして過剰に反応してしまうことがあります。これを「アレルギー」と呼びます。
金属アレルギーは、イオン化した金属が身体に入り異物とみなされることで、次に同じ金属が肌にふれたときに拒絶反応でかぶれなどが起きてしまうもの。特にニッケルやコバルト、クロムなどが金属アレルギーを起こしやすいとされています。一方で安定性の高い金や銀、プラチナ、チタンなどは比較的アレルギーを起こしにくいようです。
汗をかきやすい夏は、肌に身に着けてアクセサリーがイオン化しやすく、金属アレルギーが起こりやすいのです。
金属アレルギーの予防と対策は?
アレルギーというと体質的なものだと考えがちですが、金属アレルギーは誰にでも起こる可能性があります。今は特に問題がないという方でも、汗をかいたり水に濡れたりしたときは、アクセサリーを外したりきちんと汗や水気を拭き取ったりすることを心がけましょう。アレルギーを起こしにくいといわれている金やプラチナ、チタンなどのアクセサリーを選ぶようにするもの良いですね。
ピアスやネックレス、ブレスレットなどを身に着けていて、その部分にかゆみや炎症などが起こるという方は、金属アレルギーの可能性があります。皮膚科を受診して原因となっている金属を調べてもらうことをオススメします。
金属アレルギーは免疫反応のため、一度発症すると一生続くといわれています。アレルギーをおこした金属が使われているアクセサリーは身に着けないようにしましょう。