乾燥肌対策は内側から!肌のうるおいを保つための食品
公開日:2015/03/28 / 最終更新日:2024/03/13
寒さも乾燥もあるこの頃。顔や手足などの肌が乾燥してカサついたりゴワついたりといったお悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
しっかりとスキンケアしていても肌の乾燥が酷い場合、食生活を見直すことで改善されるかもしれません。
乾燥肌の改善に役立つ食品・食事についてお話いたします。
食事で乾燥肌を予防・改善しよう!
乾燥肌は、皮脂の分泌が少なくなったり、角質細胞間脂質が減ったりすることによって肌表面(角質)の水分量が少なくなった状態のことを言います。
乾燥肌といえば秋冬の悩みでしたが、最近では1年を通じて乾燥肌に悩む方が増えています。肌に必要な栄養成分を食事からしっかりと摂ることによって予防したり改善したりすることができます。
乾燥肌対策に役立つ栄養素と食品は?
肌の乾燥を防ぐには、肌細胞を作る成分や肌のうるおいを保つ成分、新陳代謝を高める成分などを含む食品を食事に摂りいれるのが大切です。特に大切なのが以下のような成分です。
【セラミド】
肌の角質層にある細胞間脂質の4~6割を占めているのがセラミドです。セラミドは肌の水分を保ち、バリア機能を担う大切な成分ですが、加齢などに伴い減少するため、食べ物から積極的に摂るようにしましょう。
セラミドを多く含む食品:こんにゃく・黒豆・アボカド・ひじき
【ビタミンA(βカロテン)】
肌の粘膜を正常な状態に保ち、新陳代謝を促す働きがあります。不足すると肌のカサつきの原因にもなります。ビタミンAは、レバーや乳製品・卵などに含まれますが、脂溶性のビタミンであるため摂りすぎには注意が必要です。でも緑黄色野菜に含まれるβカロテンは、体内で必要な量だけビタミンAに変換されるので、βカロテンを含む野菜類を多くとることをオススメします。
βカロテンを含む食品:にんじん・かぼちゃなどの緑黄色野菜
【たんぱく質】
肌の>角質細胞のもとになるたんぱく質をしっかりと摂ることも肌の乾燥を防ぐためには大切ですので、良質なたんぱく質を摂るようにしましょう。
たんぱく質を含む食品:肉類・魚介類・卵・大豆および大豆製品・乳製品
【脂質】
ダイエットを理由に脂質を制限しすぎると肌がカサつく原因になります。食事から良質な油をきちんと摂るように心がけましょう。特に青魚に含まれるDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸は不足しやすいといわれているので、積極的に摂るようにしたいですね。
スキンケアや加湿など、外側からの保湿対策も大切ですが、食べ物による内側からの対策も重要です。しっかりと栄養を摂って乾燥に負けない肌をつくっていきましょう。