ニキビ跡がケロイド状になることがある? その原因とは?
公開日:2019/02/15 / 最終更新日:2022/05/25
悪化したニキビを放置すると、ニキビ跡がケロイド状になってしまうことがあります。一度ニキビ跡がケロイドになってしまうと、セルフでのケアは難しいもの。
ニキビがケロイドになってしまう原因や、改善方法と予防方法について知っておきましょう。
ニキビ跡がケロイドになってしまう原因は?
ニキビが悪化し、雑菌が繁殖して炎症を起こすと、皮膚の組織が破壊されて修復がうまくいかなくなることがあるため注意が必要です。とくに、ケロイド状になってしまったときは要注意。本来ならば問題なく再生するはずだった肌がケロイド状に盛り上がってしまった場合、その原因は肌細胞の過剰生成の可能性が高いといえます。肌はダメージを受けると、それを治そうとして過剰に細胞を生成し、肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)という状態になります。これは部分的に破壊された皮膚を補おうとする肌の防衛反応で、ニキビの悪化によって引き起こされます。
また、ニキビが原因で肌の表面がゴワゴワと固くなってしまい、しこりが残ってしまうというケースもあるため注意が必要です。同じ場所に繰り返しニキビができてしまうという方もいると思いますが、ニキビを繰り返してしまう部位はとくにケロイドになりやすいため注意しましょう。
ケロイドになったニキビ跡の治療方法は?
ニキビ跡がケロイドになってしまった場合、セルフケアで肌をキレイな状態に戻すのはかなり難しくなります。ケロイドは、肌の皮下組織に深刻なダメージが起きてしまっている状態です。放置すると肌の状態は改善するどころか、ますます悪化してしまうこともあるので早めに専門家に相談することをお勧めします。
また、ケロイドを治療したい場合には、塗り薬や内服薬を使う方法のほか、ケミカルピーリングやレーザー治療という選択肢もあります。ケロイドをできるだけ早くキレイに消したいのなら、美容皮膚科での治療も視野に入れてみましょう。
ニキビ跡の悪化を予防する方法は?
一度ケロイドができてしまうと治療も大変なので、ニキビの悪化はできるだけ防ぐよう心がけたいもの。ニキビがケロイドになってしまうのを防ぐためには、そもそもニキビを作らないようにし、ニキビができてしまったときには悪化させないようにすることが大切です。
ニキビ予防のために、肌に負担がかからないよう優しく洗顔をし、十分に保湿ケアをしましょう。食生活を整えることや、睡眠不足を避けて規則正しい生活を心掛けることも大切なポイントです。
悪化してしまったケロイド状のニキビ跡は、セルフケアでキレイに治すことは不可能に近いといえます。ニキビがケロイドになってしまった場合には、できるだけ早めに美容皮膚科で治療して改善していくのが効果的です。お悩みの方は一度、カウンセリングに訪れてみてください。