肝斑ってどんな症状?
公開日:2016/05/06 / 最終更新日:2020/12/18
- 肝斑って何?
- 当てはまったら要注意!肝斑の症状をチェックしましょう
- 肝斑とシミが混在していることも!
- 肝斑の治療法にはどのようなものがあるの?
- 肝斑の治療は慎重に!
肝斑って何?
頬や額に左右対称に広がる特徴をもつ「肝斑」。一般的なシミは紫外線が原因であらわれますが、肝斑葉が紫外線だけでなく女性ホルモンの影響を大きく受けます。
肝斑はシミの一種です。しかし、一般的なシミとはあらわれる原因が異なるため、正しい治療を行わなければ症状が悪化してしまう可能性も。そのため肝斑の特徴を知り、早めに対策をとることが大切です。
当てはまったら要注意!肝斑の症状をチェックしましょう
肝斑の症状には以下のような特徴があります。
- 薄茶色をしている
- 同じような大きさや形状で左右対称に現れる
- 頬骨にそって出現することが多い
- 額や口元にも現れる
- 目の周りを避けるように現れる
- 20代後半から40代の女性に多い
肝斑とシミが混在していることも!
肝斑は他のシミと重なってあらわれることがあります。
例えば、淡褐色の肝斑のなかにソバカスや日光黒子などが重なる場合や、肝斑の上に濃いシミが表れている場合などです。ソバカスや他のシミと肝斑が重なってしまうと、肝斑が見えづらくなってしまいます。そのため肝斑の症状を見逃しやすく、気がついた時には肝斑が悪化していることも・・・。
肝斑の治療法にはどのようなものがあるの?
肝斑はデリケートであるため、治療も慎重に行わなければなりません。
美容皮膚科で行われている主な肝斑の治療方法をご紹介します。
・レーザー治療
刺激の強いレーザーを使用すると肝斑を悪化させる可能性があるため、通常のシミ治療で使われるレーザーよりも微弱なものが使用されます。
・美容点滴
肝斑の改善に効果的とされる成分を効率よく体内に取り込めます。肝斑解消だけでなく、美肌効果や乾燥肌対策にも効果を発揮する点滴もあります。
・内服薬
代表的な成分にトラネキサム酸やビタミンC、グルタチオンなどがあります。メラノサイトの抑制や、メラニンの減少、美白効果が期待できます。
・外用薬
メラニンを淡色化するハイドロキノンや新陳代謝を高めるトレチノインなどが用いられます。
肝斑の治療は慎重に!
肝斑は通常のシミと比較するととてもデリケートです。
自己流のケアでは刺激が強すぎてしまい、悪化させてしまうことがあります。
肝斑の治療では、肝斑の症状や肌の状態に合わせて治療法を選ぶこと重要であるため、専門家の指導を受けて適切な治療を行いましょう。