難しい肝斑の治療。肝斑を悪化させないためには
公開日:2016/05/07 / 最終更新日:2020/12/18
この記事の目次
- 肝斑とは
- 肝斑ができる原因
- 肝斑の予防法
- 肝斑の治療方法
肝斑とは
肝斑とは、わかりやすく言えば「シミ」の一種です。
シミにも様々な種類がありますが、特に顔にできる淡褐色のシミを「肝斑」と言います。左右対称に頬や額にシミが広がるという特徴を持っています。肝斑は皮膚の色が浅黒い人ほどできやすいと考えられており、日本人はできやすいと言われています。シミの中でも治療が難しいと言われている肝斑ですが、ここでは肝斑ができる原因や発生・悪化させないためのケアについて説明していきます。
肝斑ができる原因
肝斑は30~40歳代の年齢層の女性に多く見られますが、女性ホルモンが大きく関係していると考えられています。妊娠や経口避妊薬(ピル)によって引き起こされる場合もあり、特に卵胞ホルモンと黄体ホルモンとの関連が指摘されています。
そのほかにも紫外線、ストレスなどによって発生・悪化する場合もあり、様々な原因が考えられます。女性ホルモン、紫外線、ストレスなど、複数の観点から適切な予防ケアを行っていくことが大切です。
肝斑の予防法
肝斑は妊娠やピルの服用などで女性ホルモンが変化することでできやすくなると考えられていますので、女性ホルモンのバランスを正常に保つことが基本的なケアとなります。
しかしすべての肝斑が女性ホルモンが原因ということではなく、紫外線も主要因の一つです。そのため、日ごろから紫外線対策をしっかり行うこともケアにつながります。日々の中で日傘や帽子を着用する、日焼け止めを使うなど、紫外線カットの努力も必要です
肝斑の治療方法
日々のケアも大切ですが、肝斑ができてしまった際には適切な治療が大切です。様々な方法がありますが、内服薬によってビタミンやトレネキサム酸を摂取することが効果的と言われています。
また、ホワイトニングクリームや塗り薬(アルブチンなど)といった外用治療、さらにはレーザー治療といった手段もあります。肝斑の専門治療法もありますので、専門医に相談し、適切な治療を行いましょう。