そのやり方だと逆効果? 糖質制限ダイエットの正しい方法とは
公開日:2020/03/27 / 最終更新日:2020/05/23
多くの方法があるダイエットですが、その中でも糖質制限ダイエットは短い期間で効果がでやすいと人気です。しかし、やり方を間違えてしまうと体調を崩したり、逆に太りやすくなってしまったりする可能性があります。
そこで今回は、糖質制限ダイエットの正しい方法をご紹介します。
■間違った糖質制限をするとどうなる?
糖質は体を動かすエネルギーになる大事な栄養素です。過度なダイエットで糖質が不足すると、脂肪だけでなく筋肉(たんぱく質)もエネルギーとして燃やされてしまうため、代謝が落ちて逆に太りやすくなります。
また、極端に炭水化物を摂らないでいると、疲れやイライラを感じやすくなることもあります。
糖質は生きていくうえで必要な栄養なので、まったく摂らないのではなく、上手に必要量を摂取することが大切なのです。
■正しい糖質制限ダイエットの方法とは?
糖質制限ダイエットはどのように行えば良いのでしょうか。ここでは、正しい糖質制限ダイエットの方法について解説します。
・ストイックにやりすぎない
ストイックな糖質制限を行うと、それだけでストレスになることがあります。過度なダイエットによるストレスがリバウンドにつながることもあるでしょう。
まずは、一日に摂取する糖質量を少しずつ減らすところから始めるのがお勧めです。「朝と昼は炭水化物を食べても良い」「白米は毎食お茶碗半分の量まで」など、できるところから始めていきましょう。
・食事のバランスを考える
極端な制限を行うと、食事から摂る栄養バランスが崩れてしまうことも多いです。食事制限で栄養バランスが崩れると、リバウンドもしやすくなります。
まずは、食事全体のバランスを見直してみましょう。炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素が5・3・2というバランスになるような食事にすることが重要です。
糖質制限と一緒に運動も行っている方は特にたんぱく質が不足しやすいので、意識して摂取することを心掛けてください。
・GI値が低い食材を選ぶ
ご飯の量をできるだけ減らしたくない場合は、「GI値」が低い食材を選ぶのがお勧めです。GI値とは、食後の血糖値の上昇度を表す数字で、低いほど血糖値の上昇が緩やかになります。
白米に玄米を混ぜたり、全粒粉やライ麦を使ったパン、春雨を活用したりするのも良いでしょう。
糖質制限ダイエットは、糖質を含んだ食材をまったく食べてはいけない訳ではありません。糖質を完全に断ってしまうと、体調を崩したり逆に太ってしまったりすることもあるため、バランスの良い食事を心掛けながら、適度に糖質を減らしていくことが大切です。