スマホ使用者は要注意! 若い女性にも増えている「スマホ首」
公開日:2019/03/07 / 最終更新日:2022/05/24
スマホ使用時の姿勢について気にしたことはありますか? 下を向いた状態で操作することが多い方は「スマホ首」になっているかもしれません。スマホ首は姿勢が悪いだけでなく、体のこりや頭痛といったさまざまな症状を招きます。
今回は、スマホ首が与える影響や予防方法について見ていきましょう。
現代病ともいえるスマホ首
・負担の大きいスマホ首
本来首の骨(頚椎)はゆるやかにカーブしており、体重の10%ほどの重さがある頭を支えています。しかしスマホ使用時の姿勢によって体のラインよりも前に首が出てしまうと、カーブしていた首が頭を支えるために伸びきって首の負担が大きくなります。首が前に伸びた状態が続くとそのままの形で筋肉が固まってしまうため、スマホ首といわれるストレートネックになります。
スマホを使っている方なら誰でもスマホ首になる可能性がありますが、特に首周りの筋肉が弱い女性はスマホ首になりやすいので注意が必要です。
・スマホ首が与える影響
スマホ首が与える影響は見た目の悪さだけではありません。首の筋肉に負担をかけることから首や肩のこり、頭痛などの不調にも繋がることがあります。スマホ首が悪化するとめまいや手のしびれといった症状を招く可能性もあり、生活に支障をきたすこともあるので頻繁にスマホを使用する方は早めに対処しましょう。
スマホ首を予防するには
スマホ首を予防するためにはスマホの使用時間を減らすことが有効ですが、なかなかスマホを手放せない方は姿勢に気をつけて使用するように心掛けましょう。
・目線が上にくる位置で使用
スマホを操作するときは胸の高さよりも上の位置で持ち、目線を上げ俯き加減にならないように保ちましょう。このときスマホを持った腕の脇下に、反対の手の握りこぶしを挟むと姿勢をキープしやすくなります。
同じ姿勢を続けていると血行が悪くなるため早めに使用を切り上げ、長時間見続けないようにしてください。
・ストレッチや全身浴で筋肉をほぐす
スマホを使った後は、首を回したり背筋を伸ばしたりといったストレッチで筋肉をほぐしてあげましょう。また40度ない程度のぬるめのお湯に浸かり、首までしっかり温めてリラックスすることもスマホ首の解消につながります。
スマホは便利で生活に欠かせませんが、スマホ首のほかにも目の疲れや猫背といったさまざまな症状を引き起こします。使用時は自分の姿勢に気をつけ使用時間を減らすなど、日頃から注意しましょう。