■基礎代謝、新陳代謝は徐々に低下する

代謝は、10代なかばをピークに下がり始めるといわれています。
個人的な差はありますが、多くの人は基礎代謝も新陳代謝も年齢とともに低下していくため、瘦せにくくなったり、肌にハリがなくなったりといった老化現象が始まります。

■どうやって代謝をあげる？

加齢によって低下した代謝をあげるには、どのような生活を送ればよいのでしょうか。気を付けたいポイントを押さえておきましょう。

・血行を良くし、体温を上げる

朝起きたら、白湯もしくは水をコップ1杯飲みましょう。水分補給によって血行が良くなり、基礎代謝が上がります。
白湯を飲むことで内臓が動き出して体温とともに代謝があがっていくため、特に冷え性に悩んでいる方には白湯がお勧めです。

・筋力アップ

筋肉量が落ちると代謝も落ち、消費するエネルギー量が減少します。また、筋肉が落ちたことで体温維持が難しくなるため、身体が脂肪を蓄えやすくなってしまうのです。そのため、痩せやすい身体を作るには筋力アップが重要となります。トレーニングの時間がとれなければ、普段歩く距離を少し伸ばしたり、短い時間で気軽にできる筋トレを行ったりしましょう。

また、大きな筋肉を鍛えることが代謝をあげることにつながります。下半身の筋肉は身体の筋肉量の多くを占めているので、ウォーキングなどを積極的に取り入れると良いでしょう。

・代謝を良くする食事を心掛ける

体温をあげる食べ物を摂り、血行を良くする必要もあります。熱を取りこんでくれる根菜類や身体を温める生姜、たんぱく質を含んだ食材がお勧めです。

・十分な睡眠

睡眠は心身の疲れをとるだけでなく、成長ホルモンを分泌させます。成長ホルモンが出ている最中が最も新陳代謝が行われるので、代謝を上げるためには十分な睡眠を取る必要があります。
また、成長ホルモンは中性脂肪を分解するほか、筋肉の修復も行うため、太りにくい身体になりやすくなるのです。

代謝をあげるためには、睡眠と食生活、そして筋力アップを行う必要があります。特に睡眠と食生活は簡単に取り入れやすいのでお勧めです。
筋力アップを行う場合は、メニューや現状の運動から無理のない範囲で取り組んでみてはいかがでしょうか。