髪は医療脱毛できない! うなじ脱毛で気をつけたいポイント
公開日:2019/12/10 / 最終更新日:2020/05/26
近年、女性の美意識向上にともなって「うなじのムダ毛が気になるから、脱毛でキレイに整えたい!」と考える方が増えてきています。しかし、そのムダ毛が産毛ではなく髪の毛の場合は残念ながら脱毛できません。髪の毛が脱毛できない理由を、医療脱毛のメカニズムとともにご紹介します。
近年人気の「うなじ脱毛」
うなじの脱毛は、ショートヘアやアップヘアアレンジを楽しむ女性に人気の施術です。医療脱毛の場合、黒い色素(メラニン)に反応するレーザーを用いて毛母細胞を破壊し、脱毛を実現します。しかし脱毛が可能なのは、うなじの産毛のみ。髪の毛の場合は、脱毛が不可能です。その理由は以下の通りになります。
髪の毛は医療脱毛できない! その理由とは
火傷のリスクがあるため
医療脱毛では、特殊なレーザーを毛根に照射します。照射すると毛根にレーザーの熱が吸収され、その熱の作用で毛母細胞が破壊される仕組みになっています。レーザーは黒い毛に反応するだけですので、産毛であればそれほど熱が集中せず、周りの組織を傷つけることはありません。しかし髪の毛は太く、毛根も大きいのが特徴です。そこにレーザーを照射すると、熱が反応しすぎて焦げたようになり、火傷をするリスクがあるのです。
強いパワーで照射できない
産毛のような細い毛であれば火傷のリスクが低いので、強いパワーのレーザーを照射できます。一方、髪の毛の場合は火傷のリスクがありますので、十分なパワーで照射できません。その分脱毛が困難になりますので、最初から脱毛が不可能とされているのです。
髪の毛周期が長いため
髪の毛が脱毛できない理由には、毛周期も関係しています。脱毛が可能なムダ毛の毛周期は、2~3ヶ月程度です。そのサイクルにあわせて2~3ヶ月おきに脱毛をおこなうことで、ムダ毛のないなめらかな肌を目指すことができます。
しかし、髪の毛の毛周期は4ヶ月以上だといわれています。このサイクルにあわせて施術をすると完了まで長くかかることになりますので、やはり脱毛は適していないと判断されます。
うなじの髪の毛はどう処理する?
うなじの気になるムダ毛が産毛ではなく髪の毛だった場合は、シェービングで整えることをお勧めします。自己処理は危険なので、シェービングサロンのプロの手に頼ったほうがいいでしょう。
あらかじめ産毛だけ脱毛し、髪の毛は定期的にシェービングする、という方法もお勧めです。産毛を脱毛するだけでも、うなじの清潔感が見違えるほど良くなります。
今回は、意外と知られていない髪の毛と脱毛の関係をご紹介しました。「うなじのムダ毛が気になるけど、産毛か髪の毛かどうか判断できない」とお困りの方は、当院にお気軽にご相談ください。