11月の紫外線量ってどれくらい? 日焼け止めは必要なの?
公開日:2019/12/10 / 最終更新日:2020/05/26
11月は紅葉狩りなどで屋外に出る機会がありますが、そのときには肌にダメージを与える紫外線が気になります。11月は紫外線があまり降り注いでいないイメージがあるものの、実際のところはどうなのでしょうか。大切な肌を守るために、11月の紫外線量についてくわしくご紹介します。
11月の紫外線量は?
2月の紫外線量とほぼ同じ
11月になると紫外線量がぐっと減り、その量は冬の2月とほぼ同じです。もっとも減るのは12月~1月ですが、1年を通して見ると、11月も紫外線は弱いほうだといえるでしょう。
ただしUVAに要注意!
紫外線量が少ない11月でも、油断は禁物です。肌にダメージを与える紫外線はA派(UVA)とB派(UVB)に分かれますが、UVAは冬でも夏の半分ほど降り注ぎ肌にダメージを与えています。
UVAは波長が長いため肌の奥深くにまで侵入し、コラーゲンなどを作り出す線維芽細胞にダメージを与えます。肌のシワやたるみの原因になりますので、やはり11月でも紫外線に対して十分な対策が必要です。
11月でも日焼け止めは必要?
11月でも、夏の半分程度のUVAと多少のUVBが降り注いでいます。たとえ日差しが弱くなったように感じても、日焼け止めは塗ったほうが良いでしょう。
また、秋の紫外線は顔や手に当たりやすいといわれています。これは、秋になると日が傾いて、顔や手の正面から太陽光が当たりやすいためです。無防備に浴びていると視線が集まりやすい顔や手にシミが増える恐れもありますので、油断しないことが大切です。
11月に適した日焼け止めとは
日焼け止めのUVカット効果の強さは、その日の過ごし方によって異なります。通勤や通学、買い物などのデイリーシーンでは、SPF10~20/PA++程度で十分でしょう。
対して、紅葉狩りやハイキングなどのレジャーシーンでは多くの紫外線を浴びやすいため、SPF30~50/PA+++~++++がお勧めです。特に登山は強い紫外線を浴びやすいので、こまめに塗り直してうっかり日焼けを防ぎましょう。
11月は乾燥対策も重要!
11月は暖房を使い始めるシーズンですので、空気の乾燥とともに肌も乾燥しやすくなります。肌が乾燥しているとバリア機能が低下し、わずかな紫外線でも肌にダメージを負ってしまうもの。日焼け止めを塗るのはもちろんですが、事前の保湿、日焼け止めを落としたあとの保湿も十分におこないましょう。
11月は紫外線量が減るとはいえ、まったく降り注いでいないわけではありません。しっかり保湿するとともに日焼け止めもきちんと塗って、紫外線ダメージを限りなくゼロに近づけましょう。