健康や美容に欠かせないコラーゲン! その効果とは
公開日:2019/03/24 / 最終更新日:2022/05/24
コラーゲンは美肌を作る成分として有名ですが、それ以外でも健康な体を作るために重要な役割を担っています。そんな体に必要なコラーゲンは、どのように摂取すればいいのでしょうか?
今回は、コラーゲンの健康面・美容面での働きと摂取方法についてご紹介します。
コラーゲンの働き
コラーゲンは皮膚や骨などを作るたんぱく質の一種で、美しい肌を作るだけでなく健康にも関わる成分です。
・健康面
コラーゲンは骨を丈夫にし、しなやかにする働きがあります。骨を構成するのはカルシウムなどの無機質が半数以上の割合を占めていますが、3割程度は有機質でできており、その多くはコラーゲンです。骨は網目のようなコラーゲン繊維にカルシウムが付着したものなので、丈夫な骨を作るためにはコラーゲンが欠かせません。
その他にも、コラーゲンを摂取することで爪を丈夫にする、髪にハリやコシを与える、傷を治りやすくするなどの効果が期待できます。
・美容面
肌は表面から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層に分かれていて、肌のハリや弾力、潤いに最も影響するのは真皮の状態です。コラーゲンは肌の奥にある真皮層でエラスチンと一緒に肌の土台を作り表皮を支えています。真皮層では繊維状のコラーゲンが網目状に交差していて、この網目の隙間を保水力の高いヒアルロン酸が埋めることで肌の乾燥を防ぎ、潤いが保たれているのです。
コラーゲンは紫外線によるダメージで破壊されたり、加齢に伴い新陳代謝が低下したりすることで減少していきます。表皮を支える力が落ちハリや弾力がなくなり、シワやたるみの原因となります。
コラーゲンの摂り方
・コラーゲンを含む食材
コラーゲンを多く含む食材には人の構造に近い動物性のものと、アミノ酸に分解されやすい海洋性のものがあります。動物性食品は手羽先や牛すじ、とんこつラーメンのスープなど、海洋性食品は魚の皮やうなぎ、えびなどです。その他にもゼラチンやゼリーなどがありますが、コラーゲンを含む食品はカロリーが高い傾向にあるので食べ過ぎには注意しましょう。
・ビタミンCを同時に摂取
摂取したコラーゲンはアミノ酸などに分解されてから吸収されます。その後、体内で再合成されますが、そのときに欠かせない栄養素がビタミンCです。いちごやみかん、赤ピーマンなどビタミンCが多く含まれている果物や野菜を同時に摂りましょう。
コラーゲンは体作りに必要な成分なので、コラーゲンを含む食材や合成をサポートする食材を賢く選び、美しさと健康をキープしましょう。