イライラ、無気力…… 簡単にできるPMS対策って?
公開日:2019/11/02 / 最終更新日:2020/06/21
生理前になるとイライラしたり無気力になったりすることがありませんか? 生理が始まる10日前付近から起こる、こうした心身の不快な症状を「PMS」(月経前症候群)と呼びます。
毎月ある生理だからこそ、うまく乗り越えていきたいものです。今回は、憂鬱なPMSの症状と上手に付き合っていく方法を解説します。
■PMSの症状対策
PMSの症状は人によってさまざまです。頭痛や腹痛、だるさやむくみなど、身体面に症状が現れる人もいれば、イライラする、無気力になる、憂鬱になりがちなど精神的につらい思いをする人もいます。
そのため「確実にこれが効く」という方法はありませんが、軽・中程度のPMSであれば、運動やストレス解消をすることで症状が緩和されるケースが多いです。
・軽い運動をする
軽い有酸素運動はPMSに効果があるとされています。
有酸素運動の代表格はジョギングですが、それがつらいという人であれば、ウォーキングをしたりストレッチをしたりするだけでも効果的です。
・リラックスを心掛ける
PMSはストレスにより強い症状が出たりすることもあるため、ストレスをためないように気持ちを楽にして過ごすのも、症状を緩和させるのに効果的です。
【湯船に浸かる】
PMSは自律神経とも大きく関わっていると言われています。湯船に浸かり体が温めることで副交感神経が活性化し、心身のリラックスにつながります。普段からシャワーだけでお風呂を済ませがちな人は注意しましょう。
【瞑想】
瞑想そのものが直接的にPMSを緩和してくれるわけではありませんが、リラックス効果があるため、ストレスでPMSの症状が出ている人には試してみるとよいでしょう。
■やってはいけない! PMSを感じるときのNG行動
PMSを悪化させるNG行動を知っておくと、さらに対策がしやすくなります。
・ネガティブ思考
PMSを悪化させるのは前述のとおり「ストレス」です。
さらに性格的な問題もPMSの重さに関わっていると言われており、几帳面だったり真面目だったりする人ほど症状が重い傾向があります。
普段からストレスが多いと感じている人は、自分なりの気分転換法を持っておくことで症状が軽減されるかもしれません。
・糖質の多い食事をする
PMSのときにイライラしやすいという人は糖質を控えてみてください。
糖質は血糖値を急激に上げたり下げたりしますが、血糖値の上下が激しいとイライラが悪化する傾向があります。
PMSのときに限らずイライラしやすいという人は、ぜひ日頃から糖質のコントロールを心掛けましょう。
PMSはつらいものですが、少しでも自分でコントロールできるようになれば安心できるでしょう。「毎回仕事を休んでしまう」というくらいPMSの症状が重い方は、婦人科を受診するのもひとつの方法です。
PMSの時期が近づいたらリラックスして、ストレスをためないよう気楽に過ごしてみてください。