ジェルネイルが手の老化を早める!? その理由と対策方法
公開日:2019/11/01 / 最終更新日:2022/02/01
ジェルネイルとは、ジェルと呼ばれる液体を爪に塗り、特殊なライトを使ってすばやく硬化させるネイルのこと。さまざまなデザインが楽しめるうえに仕上がりや持ちが良いため、多くの女性に支持されています。
しかしジェルネイルは、注意しないと手の老化を早める原因になることがあります。ジェルネイルの何が危険なのか、対策方法とあわせてご紹介します。
ジェルネイルに使うUVライトが手の老化を早める
ジェルを硬化させる際には、UVライトを使用します。実はそのライトから照射される紫外線こそが、手の老化を引き起こす要因です。UVライトに用いられる紫外線A波(UVA)は肌の奥深くまで侵入し、弾力を保つコラーゲンやエラスチンを破壊してしまうのです。
コラーゲンなどが損傷すると、肌はハリを失いシワシワになります。また、肌の弾力が低下すると、血管がくっきりと浮き出る「ハンドベイン」まで引き起こす恐れがあります。
UVライトからは日焼けを引き起こす紫外線B波(UVB)が出ていないため、すぐには目に見えるダメージが現れません。しかしUVAは肌の奥にじわじわとダメージを与え、徐々にハリを奪っていきます。今は大丈夫でも、続けて使用していると5年後、10年後に後悔することになりかねないのです。
手の老化を食い止める対策方法
LEDライトを使う
最近では、UVライトに代わるLEDライトが数多く販売されています。LEDライトは紫外線を出さないので、UVAによるダメージの心配はありません。UVライトのほうが安価ですが、将来のことまで考えてLEDライトを選ぶようにしましょう。
ただし、ジェルの種類によってはLEDで硬化しないものもあります。事前にしっかりチェックしてから購入しましょう。
日焼け止めを塗る
UVライトを使用せざるを得ない場合は、手肌にもきちんと日焼け止めを塗りましょう。紫外線対策をおこなうことで、コラーゲンなどの損傷を食い止めることができます。
なお、UVAから肌を防御する効果は、日焼け止めのパッケージなどに表示されているPA値で表されます。PA値が高い日焼け止めを、指先や指の間、手首にまでしっかり塗ることがポイントです。
こまめに保湿をする
肌が乾燥すると、紫外線の影響を受けやすくなりますし、ハリも失われやすくなります。ハンドクリームでこまめに保湿をして、手肌のうるおいを守りましょう。日焼け止めを塗る前にもハンドクリームを塗っておくと、乾燥を防げるうえに肌のバリア機能を高めることができます。
ジェルネイルは指先を美しく彩ってくれますが、UVライトで手の老化を早めてしまっては元も子もありません。ネイルの映えるキレイな手肌を保つために、十分な対策を心掛けましょう。