ダイエットで老ける? 若々しさを保ちながら痩せるポイント
公開日:2019/10/28 / 最終更新日:2022/02/01
「ダイエットをして、あと数キロ痩せたい!」と願っている方はたくさんいらっしゃるはずです。しかし30代を過ぎると体重が減っても理想的な見た目にならず、かえって老けて見えることがあります。なぜそのような現象が起きるのか、ダイエットによる老け見えを防ぐポイントとあわせてご紹介します。
ダイエットで老ける理由とは
筋肉が落ちてメリハリがなくなるため
ダイエットで老ける理由の1つに、筋肉量の減少が挙げられます。運動をせずに食事制限だけのダイエットをすると、筋肉が細くなりメリハリのない体になってしまうのです。
「痩せたのに、二の腕やウエストはたるんだまま」という方は、筋肉が落ちて脂肪が残った状態といえるでしょう。筋肉が落ちると体重は減りますが、代謝が悪くなり痩せにくく太りやすい体になってしまいます。
栄養不足で肌のハリや血色が失われるため
運動を取り入れていても栄養バランスが悪いダイエットは、老け見えの原因になります。肌のハリや血色を保つために必要な栄養素が不足することで、シワやたるみが目立ってしまうのです。
また、過度の食事制限で肌のうるおいを保つホルモンが分泌されにくくなると、乾燥肌や敏感肌、ニキビなどの原因にもなります。
ダイエットで老けないために守りたいポイント
筋トレで筋肉量を維持する
筋肉量の維持には、筋トレが効果的です。スクワットやダンベル運動など、筋肉に負荷をかけるトレーニングを週に3日ほど取り入れましょう。
筋トレのほかに、エレベーターやエスカレーターを避けて階段を使う、ひと駅分歩く、床の雑巾がけをするなど、日常生活内での運動もメリハリのある体作りに役立ちます。
タンパク質・ビタミン・ミネラルを意識した食事を
筋肉を育てるためには、良質なタンパク質が必要です。肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などをバランスよく食べましょう。タンパク質は肌のコラーゲンの材料にもなりますので、特に意識して摂ることをお勧めします。
ビタミンやミネラルも肌の健康に欠かせません。ビタミンを積極的に摂っている方は多いですが、鉄や亜鉛などのミネラルも肌の美しさに関係する栄養素です。鉄はレバーや納豆に、亜鉛は牡蠣や牛肉などに多く含まれています。
GI値の低い糖質を摂る
最近では「糖質=太る」というイメージが定着してきましたが、脳や体を動かすためには糖質も必要です。糖質を完全に抜くのではなく、玄米、全粒粉パン、さつまいもなど、GI値の低い糖質を選んで食べることをお勧めします。GI値の低い食品は血糖値を急上昇させにくいので、ダイエット中の主食に最適です。食べすぎると脂肪として蓄積されてしまうので、おかずと組み合わせて適量をバランスよく食べてください。
ダイエットに成功しても、老けて見えるのは悲しいですよね。筋肉を維持する運動と栄養バランスの整った食事を続けて、少しずつ痩せていきましょう。