肌を乾燥させない! うるおいを守る「お風呂の入り方」とは
公開日:2019/10/28 / 最終更新日:2019/10/28
お風呂に入ると体が温まり、肌を清潔に保つことができます。美しい肌を維持するためには、お風呂の入り方に注意が必要です。入浴方法を間違えていると肌の乾燥を招き、さらに肌トラブルを引き寄せてしまうこともあるのです。肌の潤いを守るお風呂の入り方を、改めて確認しましょう。
肌を乾燥させないお風呂の入り方
お湯の温度をぬるめにする
体を温めるためには、湯船に溜めたお湯に浸かることが大切です。しかし、お湯の温度が熱すぎるのはNG。41℃以上のお湯に浸かると皮脂が必要以上に流れ出て、乾燥肌を引き起こしてしまいます。お湯の温度は、少しぬるいと思うくらいの38~40℃が望ましいでしょう。
長湯をしない
お湯の温度が適切でも、長湯はお勧めできません。長湯をして肌表面の角質がふやけると、バリア機能が低下して乾燥や刺激に弱い肌になってしまいます。皮脂も多く流れ出てしまうので、湯船に浸かるのは15分以内にしましょう。
塩素を除去する
水道水に含まれている塩素は、肌に刺激を与えることがあります。お湯の温度や入浴時間に気をつけても肌トラブルを起こしやすいなら、塩素を除去しましょう。
塩素はビタミンCで中和できます。市販のビタミンC粉末をスプーン一杯ほど入れるか、レモンの輪切りをお湯に浮かべると効果的です。ビタミンC入りの入浴剤も販売されているので、利用してみてはいかがでしょうか。
肌をこすらない
体を洗うとき、ナイロンタイルやスポンジなどで肌をゴシゴシこすっていませんか? 濡れた肌はバリア機能が弱まっているため、こするとトラブルの原因に。
毎日お風呂に入っていれば、肌はそれほど汚れていません。石けんの泡を手のひらで転がす程度で十分キレイになります。皮脂の分泌が少ない二の腕やすねは、シャワーでサッと流す程度で良いでしょう。
洗顔は最後に
皆さんは入浴中、どのタイミングで洗顔をしていますか? 「お風呂に入って一番始めに顔を洗う」という方は要注意。洗顔後の保湿をしていない肌が、浴室内で乾燥してしまいます。
顔の乾燥が気になるなら、浴室から出る直前に顔を洗うことがポイントです。洗顔を最後にすることでお風呂上がりのスキンケアまでの時間を短縮し、乾燥を防ぐことができます。
お風呂上がりはすぐに保湿する
お風呂上がりの肌は皮脂が洗い流されているため、とても乾きやすい状態です。そのまま放置せず、できるだけ早めに保湿をして水分の蒸発を防ぎましょう。顔は1分以内、体は5分以内の保湿が効果的です。
ボディクリームは体が濡れているときに塗ると、伸びが良くなり水分をしっかり閉じ込めることができます。
正しい入浴で乾燥知らずの肌に!
「しっかり保湿しているのに、肌が乾燥する」という方は、お風呂の入り方が間違っているのかもしれません。入浴方法を見直して、乾燥知らずの肌を手に入れましょう。