たるみ治療に効果的な「ウルセラ」と「サーマクール」の違いとは
公開日:2019/10/25 / 最終更新日:2019/10/25
「ウルセラ」と「サーマクール」はどちらもたるみ治療の機器として名前が知られていますが、どのような違いがあるのでしょうか? ハリのある若々しい肌を取り戻すために、それぞれの特徴や違い、より効果的な施術方法などをご紹介します。
ウルセラとは
ウルセラは皮膚を支える土台とも言える表在性筋膜(SMAS)に作用して、たるみを引き上げるマシンです。皮膚の真皮より深いSMAS層に超音波の熱を届けることで、高いリフトアップ効果をもたらします。たるみ治療マシンとしては世界で初めてFDA(日本の厚生労働省にあたる米国機関)の認可を受けており、「切らないフェイスリフト」とも呼ばれています。
サーマクールとは
サーマクールは高周波の熱によって真皮のコラーゲンを産生・増殖させるマシンです。肌をしっかりと引き締めてたるみを改善します。小顔効果が得られるとともに、毛穴の引き締めやニキビの改善にも効果的です。
ウルセラとサーマクールの違い
熱が作用する深さが異なる
ウルセラとサーマクールは、熱が作用する深さが異なります。ウルセラは深さ3.0ミリの真皮下層と、4.5ミリの表在性筋膜に届いて、ゆるんだ筋膜を引き締めるとともに真皮のコラーゲンを増加させます。
対してサーマクールは主に真皮層に熱を届けます。ウルセラのほうがより深くに作用するため、リフトアップ効果が高いとされています。
効果の現れ方が異なる
上でもお伝えした通り、ウルセラはリフトアップに優れたマシンです。垂れ下がった皮膚を引っ張り上げたい方にはウルセラのほうが適しているでしょう。
対してサーマクールは引き締める力に優れています。肉などのタンパク質に熱を加えるとキュッと縮みますよね。それと同じような原理によって引き締め効果をもたらすのです。小顔効果を得たい方にはサーマクールがお勧めです。
ウルセラとサーマクールは併用が効果的
以上のように、ウルセラはリフトアップ、サーマクールは引き締めに優れた機器です。たるみの改善にはリフトアップと引き締めの両方が必要なので、高い効果を望む方には併用をお勧めします。気になる部分をウルセラで引き上げてからサーマクールで顔全体を引き締めることで、より効率よくたるみを改善できます。
ウルセラもサーマクールもダウンタイムがほとんどなく、治療後からフルメイクが可能です。周囲に知られることなく若々しい顔を取り戻したい方は、この2つのマシンによるたるみ治療を検討してみてはいかがでしょうか。