クリームって本当に必要? 効果的な使い方とは
公開日:2019/10/25 / 最終更新日:2022/06/20
洗顔の後に欠かせない基礎化粧品。化粧水や美容液、乳液やクリームなどを使用し、念入りなスキンケアを心掛けているという方は多いでしょう。しかし改めて見てみた時に、「クリームは油分が多そうだけど大丈夫?」と考える方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、クリームの役割と効果的な使い方について解説します。
■そもそもクリームの目的とは?
クリームや乳液は化粧水の後につけるものです。これらは両方とも油分を含んでいるので、不足した油分を補給する働きがあります。
肌を守っているバリアは水分と皮脂の2種類なので、化粧水で水分を補給し、クリームで油分を補給するのです。
また化粧水だけの場合、化粧水をつけた直後は潤いますが、その後肌の水分とともに化粧水が蒸発して、さらに乾燥してしまうこともあります。
クリームは、化粧水の乾燥を防ぐ「ふた」の役割もあるのです。
■クリームが不要な人とは?
クリームは肌の潤いを維持するために必要な化粧品ですが、全ての人が必要というわけではありません。潤い不足を感じていない場合は、油分が多いクリームではなくさっぱりとした乳液だけでもよいでしょう。
30代以降の潤い不足を感じている方は、潤いをキープするためにクリームの使用をお勧めします。余計なスキンケアは肌本来の力を失わせるという意見もありますが、肌の潤う力は加齢とともに衰えていますので、適切なスキンケアは肌にとって悪いことではありません。
■クリームの効果的な使い方
クリームの効果を最大限引き出すためには、きちんと汚れを取り除くことが大切です。
夜はメイクをキレイに落としてから、たっぷりとした泡で洗顔をし、朝も洗顔クリームでしっかり汚れを落としましょう。その上で、夜は、化粧水、美容液、乳液、クリームの順番でつけていきます。
クリームを使う場合は、「適量を守ること」と「ゴシゴシ塗り込まないこと」に注意しましょう。多すぎても少なすぎても本来の力を発揮できません。またゴシゴシこすると肌に刺激を与えてしまうので、優しく塗るように心掛けてください。
日中は、乳液の後にクリームではなく日中用の美容液や日焼け止めなどを使いましょう。昼間にクリームを塗ると紫外線を吸収して日焼けしやすくなってしまいます。
■クリームは肌の様子によって使用を決めましょう
クリームは、スキンケアのマストアイテムではありませんが、乾燥が気になる方は使うことで潤いを維持できます。
年齢などで使用するかどうかを一律に決定するのではなく、肌の状態によって使用を検討しましょう。頬やあごのラインなどがカサカサしている方は、肌が乾燥状態にあるといえるので、クリームでしっかりと潤いを閉じ込めてあげることが重要です。